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場外市場に「築地にっぽん漁港市場」-5産地の漁協・事業者が出店

新潟中央水産市場の鮮魚

新潟中央水産市場の鮮魚

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 築地場外市場の波除け通りに10月23日、「築地にっぽん漁港市場」(中央区築地4)がオープンした。事業主体は築地場外市場商店街振興組合とNPO法人「築地食のまちづくり協議会」。

長崎県漁業協同組合連合会の店内風景

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 同市場には、隆徳貿易(北海道)、新潟中央水産市場(新潟県)、網代漁業(静岡県)、タカシン水産(高知県)、長崎県漁業協同組合連合会(長崎県)の計5産地の漁協・事業者が出店し、各地域の旬の鮮魚をはじめ、冷凍加工魚介、干物などの海産物、特産品などを販売する。ほかに各地の水産物をその場で味わえる「にっぽん漁港食堂」も併設する。

 築地場外市場で近年増加傾向にある一般客・観光客のニーズにも応えられる、「市場らしい専門性の高い複合施設」を目指すが、6時~9時は業務用の仕入れに訪れる人たちをメーンターゲットとした営業を行う。

 同NPO事務局長の鹿川賢吾さんは「一般のお客さまは9時以降にお越しいただけると各店舗が時間を取った丁寧な対応ができるので、ご協力いただければ」と話す。

 オープン初日の23日は、小雨が降る中、20代から年配客まで幅広い世代の客でにぎわい、外国人観光客の姿も多く見受けられた。

 よく築地で買い物をするという50代女性は「ここに来るだけで、いろいろな県の魚や食べ物がそろってうれしい」と話し、友人と観光に来ていた20代女性は「いろいろな魚をたくさん売っていてびっくりした。オープンの日に来ることができて良かった」と笑顔を見せた。

 「秋が深まり冬になるに連れて気温が下がり、魚の脂ものっておいしくなる。業務筋のお客さまにも満足いただける品質の魚介類を用意した『築地にっぽん漁港市場』で新鮮でおいしい魚を買って、味わっていただければ」と鹿川さん。

 営業時間は6時~14時で、14時以降は店舗ごとに異なる自由営業時間となる。

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