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フィルムセンターでジャン=ピエール・メルヴィル監督の資料展

「生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美」の展示風景

「生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美」の展示風景

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 東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3)7階展示室で、展覧会「生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美」が開催されている。

「生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美」の展示風景

 少年期からアメリカ映画に傾倒し、ひたすら映画を見ることで映画作りを学んだというメルヴィルは、助監督としての修業を経験することなく、1949年に自主製作の長編デビュー作「海の沈黙」を世に出した後、ジャン・コクトーの依頼によって映画化された「恐るべき子供たち」などの作品で頭角を現した。

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 その後は「いぬ」「ギャング」「サムライ」「仁義」などの硬質の犯罪映画や戦争大作「影の軍隊」などを手掛け、フランス映画の一時代を築いていった。

 同センター主任研究員の岡田秀則さんは「メルヴィル監督は大手の撮影所を使わず独自の撮影所を持つなど、フランス映画界では一匹おおかみ的な存在だった。活動期間中に残した作品数も決して多くはない上に賞とも無縁だったいわば『無冠の帝王』とも言える彼は、暗黒映画というジャンルに多大な足跡を残し、日本や香港などのアジアの映画監督にも大きな影響を与えた」と話す。

 同展ではドキュメンタリー「コードネームはメルヴィル」の監督でもあるオリヴィエ・ボレールさんが長年にわたって収集した資料を中心に、世界各国版のポスターやプレス資料、撮影現場のスナップ写真、美術セットのデザイン画など200点以上を展示。

 メルヴィル作品に繰り返し出演した、ジャン=ポール・ベルモンド、アラン・ドロンのファンにとっても見逃せない企画になっているという。

 開室時間は11時~18時30分。月曜休室。入場料は一般250円ほか。12月10日まで。

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