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銀座で山口椿さんのトークイベント 「生涯現役」の86歳

銀座で山口椿さんのトークイベント 「生涯現役」の86歳

トークイベントの開催風景

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 銀座経済新聞のリアルスペース「ぎんけいさろん&ギャラリー」(中央区銀座1)で11月10 日、トークイベント「山口椿(つばき)、その変奏の生を語る その4~シエナでの日々、そして帰郷~」が開かれた。

フランスに留学した当時の山口椿さん

 山口さんは東京・神田生まれの86歳。永井荷風の薫陶を受けるなどした後、フランスに留学。その後イタリアに移住し、シエナの貴族の邸宅に約20年にわたって滞在する中で、当時のソビエト・レニングラードで肖像画家として活動したり、旅の途中に第3次中東戦争に巻き込まれたりするなどさまざまな体験を重ねてきた。

 50代前半で帰国した後、60歳を目前にして小説家デビュー。多くの著作を世に出すほか、画家としても活動。チェロや三味線の演奏も行う。

 同催しについて、ぎんけいさろん&ギャラリーの三島太郎さんは「山口さんは江戸・東京の流れを受け継ぐ言語感覚や数寄(すき)の精神、個人主義的な人生観、洒脱(しゃだつ)な身のこなしに至るまで、今の日本からなくなりつつある優れたものたちを体現する人。その半生を時系列を追う形で聞いておきたかった」と話す。

 当日は山口さんのシエナでの日々や帰国後の厳しい生活、創作にまつわる思いなどについてのトークが展開され、最後に、1600年代のイタリアの音楽など3曲のチェロによる演奏も披露された。

 三島さんは「そろそろ90歳に手の届こうとするお年にも関わらず今も現役で活動されている山口さんにお会いする度に、その旺盛な生命力と精神の強靱(きょうじん)さに感心させられる。より多くの人が山口さんのお人柄に触れられるよう、これからもお話を伺う会を続けていければ」と話す。

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