松屋銀座(銀座3、TEL 03-3567-1211)は7月1日、地下1階の「惣菜売場」をリニューアルオープンする。
同店が「デパ地下」フロアをリニューアルするのは17年ぶりで、リニューアル総費用は6億円を予定している。リニューアルは3回に分けて行うもので、今秋にはパンと菓子売場を、来春は弁当・惣菜売場を、それぞれリニューアルする。今回のリニューアルで初年度売り上げ30%増を目指すという。
リニューアルコンセプトは、直輸入の食材や、手作り・無添加など素材本来の味を楽しめる食材を扱うショップを多く集め「本物の味にこだわるお客さまが増えている」ことに対応。実演販売、試食販売などを常に行い「活気にあふれた市場のような売り場」を展開するほか、「野菜ソムリエ」「チーズプロ」などスペシャリストが接客を行うという。同店広報担当者は、「若い方も見やすく利用しやすいカジュアルな売り場づくりを心がけた」と話している。
今回の出店店舗は、原産地の気候、風土に限りなく近い形で野菜・果物を生産する「ルーツ農法」で知られる「りょくけん」が初出店、野菜・果物販売と、「りょくけん」の野菜を使いシンプルな調理法でサラダを販売するほか、ショップ内にスモークマシンやハムセラーを備え、ランチタイムにはホットドッグや生ハムのパニーニなどの販売を行う「シャリュキュトリー コダマ」、フランスの三ツ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」で修行を積んだシェフが売り場に併設されたオープンキッチンで腕を振るう「バルブ・ア・クー」、日本一の品揃えを誇るオリーブ専門店「オリーブマーケット」、ドイツに本店を構えるオリーブオイルとバルサミコ専門店「クレッシェンド」、ドライフルーツ、ナッツ、シリアルの専門店「プログレ」、約150種類のチーズを集めたチーズ専門店「チーズ王国」の7店。(写真=「シャリュキュトリー コダマ」のイメージ)