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有楽町で「復興マルシェ」 愛媛・南予地域のさまざまなかんきつを地元農家が対面販売

温州みかん

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 「復興マルシェ」が2月15日・16日、東京交通会館(千代田区有楽町2)1階の「交通会館マルシェ」で開催される。主催は愛媛県。

「蛇口からみかんジュース」のイメージ

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 愛媛県はかんきつ類の収穫量と品目数が共に日本一。中でも宇和島市・八幡浜市・西予市・伊方町・愛南町から成る南予地域が同県のかんきつ生産量の約7割を占める。

 首都圏では初めての開催となる「復興マルシェ」は、「愛媛・南予の柑橘(かんきつ)農業システム」をPRするとともに、同システムが2018(平成30)年7月の西日本豪雨からの産地復興に力を発揮していることの周知を図り、被災地復興の支援を行うことを目的とするもの。

 「愛媛・南予の柑橘農業システム」は、リアス式海岸の急傾斜地が広がるなどの特異な地形条件を克服するための工夫やノウハウを蓄積し、高品質で約40品目と品種の多いかんきつ農業を実現するとともにさまざまな環境の変化に対応しようとする仕組みのことで、2019(平成31)年2月には、農林水産大臣から日本農業遺産としての認定を受けた。

 会場では同システムの説明とかんきつ園地の被災と復興の様子をパネル展示で紹介し、南予産のポンカン、ブラッドオレンジ、甘平、デコポン、ハッサク 、文旦、せとか、はるかなど、さまざまなかんきつを地元農家が対面販売する。イヨカンを使った「yaetoco家族ハンドクリーム」や「玉津みかんジュース」、「河内晩柑はちみつ」などの加工品も取りそろえる。

 500円以上の購入客には、「蛇口からみかんジュース」の体験チケットを進呈。自分で蛇口をひねってみかんジュース1杯を注ぐことができる。無くなり次第終了。

 愛媛県農政課の林哲也係長は「愛媛県南予地域の農業者が自慢のかんきつや加工品を手頃な価格で提供する。南予のかんきつ農業を応援し、一日も早い復興に力添え頂ければ」と話す。

 開催時間は11時30分~17時30分。

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