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国立映画アーカイブが世界の動画サイトの情報を提供 家にとどまる人たちに向け

「紅葉狩」1899(明治32)年 九代目市川団十郎(右)と五代目尾上菊五郎(左)

「紅葉狩」1899(明治32)年 九代目市川団十郎(右)と五代目尾上菊五郎(左)

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 国立映画アーカイブ(中央区京橋3)が現在、ホームページ上で「国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF=フィアフ)」加盟機関が配信する動画サイトの情報を提供している。

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 世界の約60のフィルムアーカイブが配信する映像コレクションサイトへの入り口となっている「FIAF加盟アーカイブのコレクション・ポータルサイト」からは、欧州38のフィルムアーカイブが所蔵するフッテージを公開する「EFG(ヨーロピアン・フィルム・ゲートウェイ)」のほか、「EYE映画博物館(オランダ)」「UCLA映画テレビアーカイブ」「タイ・フィルムアーカイブ」などのサイトに行くことができる。国立映画アーカイブが提供する配信サイト「日本アニメーション映画クラシックス」「映像でみる明治の日本」も国内外から多くのアクセスがあるという。

 それぞれの機関が自前で運営するサイトのほかユーチューブ、Vimeoといった動画プラットフォームを利用したものなど形式はさまざまで、世界各国の豊富な映像コレクションを無料で視聴することができる。

 岡島尚志館長は「国立映画アーカイブが世界の同種機関と共に加盟するFIAFは、コロナ禍の中で家にとどまる世界の人々に、会員アーカイブが所蔵する膨大な映画・映像コレクションを見てもらうことを望んでいる。劇場で公開される映画とは異なり、20世紀の文化風俗を記録したものが多いコレクションは映画の持つ歴史性を雄弁に知らしめてくれる。面白く、ためになり、とても珍しい世界の映像に出合えると思う」と利用を呼び掛ける。

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