クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-3575-6918)で6月9日より、「JAGDA 新人賞受賞作家作品展2008」が始まった。
「JAGDA新人賞」は、日本グラフィックデザイナー協会(略称JAGDA)が毎年発行する会員作品集「Graphic Design in Japan」の出品者の中から新鮮で作品の質の高い39歳以下のデザイナーに授与する賞。これまでに葛西薫さん、サイトウマコトさん、原研哉さん、佐藤卓さん、佐藤可士和さんなどを輩出してきた。同展では、26回目の新人賞対象者194人の中から選ばれた岡室健さん、小杉幸一さん、福岡南央子さん、丸橋桂さんの4人の受賞作品と近作を展示する。
展示内容は、岡村さんの作品で風船をオリジナリティーあふれる幼稚園児の学習遊具としてデザインした「FEEL TYPE」や、小杉さんが手がけたタイポグラフィのみで構成するケーキ店のポスター「CAKE K」やアジトワンダーダイニング(渋谷区)のダイニングバーのグラフィックツール、福岡さんがパッケージを手がけたキリンビバレッジの清涼飲料「世界のKitchenから」、資生堂のインハウス・デザイナーの丸橋さんが担当した整髪料「UNO」の屋外広告を同会場の四角い円柱に再現したものなど、ポスター、小型グラフィック、映像作品などを中心に紹介。白を基調とした作品が多く「さわやかな空間」(同ギャラリー担当者)を演出する。
同担当者は「これまでの来場客は、今回出展するデザイナーと比較的年齢の近い学生やデザイン関連会社の関係者、現役のデザイナーなどが多い」と話す。
開催時間は11時~19時(水曜は20時30分まで)。日曜・祝日定休。7月4日まで。
銀座G8ギャラリーで「佐藤卓展」-亀倉雄策賞受賞記念で(銀座経済新聞)箭内道彦さん、銀座で初の個展「漂流」-「風とロック」限定ショップも(銀座経済新聞)現役グラフィックデザイナーが学生作品を講評-JAGDAが企画(六本木経済新聞)安西水丸さんらが「三人展」-「絵とコトバ」を描いた60点を展示(銀座経済新聞)クリエイションギャラリーG8