「H&M」日本上陸、銀座に1号店-オープン待ちわびる長蛇の列

「H&M」スタッフの花道に迎えられる先頭客。前日夜8時から並んだといい、喜びもひとしお

「H&M」スタッフの花道に迎えられる先頭客。前日夜8時から並んだといい、喜びもひとしお

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 欧州カジュアル衣料大手のエイチ・アンド・エム へネス・アンド・マウリッツ(本社=スウェーデン、以下「H&M」)は9月13日午前11時、同日開業する新商業テナントビル「GINZA gCUBE(ギンザ ジーキューブ)」(中央区銀座7)1階に日本初となる旗艦店「H&M 銀座店」(TEL 03-6418-3232)をオープンした。

ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンのクリスティン・エドマン社長(中央)

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 H&Mは、トレンドを取り入れたデザイン性の高いアイテムを値ごろ感のある価格帯で展開。現在、欧米やアジア各国などに1,600店以上の直営店を持つ人気チェーン。銀座店では、レディス・メンズ・アクセサリーを扱い、「銀座」という地域性を考慮し、「クラシック」ラインを豊富に取りそろえた。「高級感」のあるインテリアで、他国の店舗との違いを出した。

 同ブランドは日本上陸が明らかになった2006年ごろから話題を集めてきたこともあり、1号店となる銀座店のオープン前には、前日夜からの待機組を含む約3,000人の客が並んだ。行列は銀座8丁目を曲り、海岸通り、昭和通り、晴海通りまで伸び、朝11時のオープン直後に店内は騒然となった。

 一番乗りは銀座に勤めるマキさん、サユリさん、レイコさんのOL3人で、会社帰りの12日夜8時ごろから並んだという。「朝6時ごろまで座ることが許可されず、交代で休憩に出た。今はわくわくしていて疲れはない」。店内ではそれぞれ「ワンピース、アウター、ピアスがほしい」といい、間近に迫ったオープンを前に興奮気味に話した。

 先頭500人に配られるというオリジナルTシャツを求め、朝7時前から並んだと話す文化女子大の藤尾智香さんと山田桃子さんは「前日にメルマガでTシャツが配られることを知り、待ち合わせを早めた。手に入って嬉しい」と顔をほころばせた。「すごくわくわくしている。待ち時間には音楽を聴いたり、ネイルをしたりして楽しく過ごした」。

 日本でH&Mを運営するヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(渋谷区)のクリスティン・エドマン社長は「銀座に1号店を出店したのは、ニューヨークのフィフスアベニューのような日本の一等地だから。今後出店を予定している原宿、渋谷を含めた3店舗のマネージメントにフォーカスし、日本でのニーズを見ながら今後の展開を調整していきたい」と話した。

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