バンダイ、「昭和銀座ジオラマ」発売へ-30年代の街並みを忠実に再現

銀座の街を行き交う人や都電をNゲージサイズに再現し走らせるなど「動き」が楽しめるほか、内蔵スピーカーからは当時の雑踏音や路面電車の走行音なども聞ける

銀座の街を行き交う人や都電をNゲージサイズに再現し走らせるなど「動き」が楽しめるほか、内蔵スピーカーからは当時の雑踏音や路面電車の走行音なども聞ける

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 バンダイ(台東区)は4月10日、昭和30年代の銀座の街並みを再現した完成品ジオラマ「昭和銀座ジオラマ」を発売する。

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 本体サイズは幅39.1×奥行き31.6センチサイズ。33カ所の可動ギミックと発光システムを融合させ、「造形」「光」「音」「動き」にこだわり開発したという。

 現在も銀座の中心に君臨する和光ビルと時計台、鳩居堂と屋上に見られるナショナルのネオンや、三愛ビルの雪印ネオン、日劇、不二家、都電などの協力を得て、建築物と企業ロゴなど当時のビルや看板として本格的なクオリティーで「造形」した。人と路面電車が可動するギミックを採用し、実際に人が街を行き交う様子や都電をNゲージサイズで忠実に再現したほか、LED31個を使用し夜の銀座の街に輝くネオンや街灯、ショーウィンドーの華やかな「光」を演出する。

 内蔵スピーカーでは、当時の雑踏音や路面電車の走行音、時計台の鐘の音からスポーツ中継の音まで再現。歌謡曲として当時人気を博した「東京ブギウギ」と「東京ナイトクラブ」も本体に収録するほか、入力端子に各種オーディオ機器を接続することで好みの曲をかけることも可能。

 同社広報担当の種田さんは「ライフスタイルにこだわりをもつ大人の方へ向けたエンターテインメント商材として、これまでにないクオリティーのジオラマ商材の具現化に挑戦した。日本中が活気に満ちあふれていた昭和30年代。戦後の日本の復興の象徴だった銀座を具現化することで、もう一度、現代の大人に夢や希望を与えたい」と話す。

 同社では同商品のような「レトロ」をコンセプトにした「タイムトリップシリーズ」の販売を今後予定し、どこか懐かしい昭和の温かみにあふれる造形に、「こだわり」「現代の技術」「インテリア性」などの要素を取り入れた商品を「大人向けホビー商材」として展開する構え。

 価格は198,000円。通販、百貨店、大型ホビー店、大型書店などで販売する。団塊の世代をターゲットに、今年12月末までに2,000個の販売を見込む。

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