「ベストデビュタント」-銀座で受賞新人クリエーター5組の作品展示

「アーティスト」部門で受賞した佐藤玲さんの作品。アーティストごとにブースを分けて展示する

「アーティスト」部門で受賞した佐藤玲さんの作品。アーティストごとにブースを分けて展示する

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 銀座・ミキモト本店(中央区銀座4)のミキモトホールで3月12日、新人クリエーターやアーティストの中から選出する「第5回ベストデビュタント オブ ザ イヤー」で受賞した5組のアーティストの作品を展示する「受賞クリエーターズファイル」展が始まった。

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 ファッション・映像・グラフィック・空間インテリア・音楽・アートなどの各分野での活躍が期待されるクリエーターを支援するため、 2004年に日本メンズファッション協会(MFU)により設立された「ベストデビュタント オブ ザ イヤー」。第4回までに16組が受賞し、昨年末に発表された第5回受賞アーティストには、「節目の年」であることから、これまでの「ファッション」「アーティスト」「空間・ID」「音楽」の4部門に加え、「文芸」部門が新設され5組が発表された。選考委員にはビジュアル・アーティストのタナカノリユキさんや葉加瀬太郎さん、リリー・フランキーさんなどが名を連ねる。

 2008年度の受賞者は以下の通り。ファッション部門=布帛(ふはく)とニットの融合で話題を呼んだデザイナーのAKIRA NAKA(アキラ ナカ)さん、アーティスト」部門=インスタレーションや、写真とドローイング、ペインティングを組み合わせた独自の手法を用いる佐藤玲さん、空間・ID部門=鈴野浩一さんと禿(かむろ)真哉さんが設立したトラフ建築事務所(品川区)、音楽部門=沖縄出身で日本人とアメリカ人の両親を持つジャズ界の「新星」大城蘭さん、文芸部門=小説「乳と卵」で第138回芥川賞を受賞した川上未映子さん。

 同展では、受賞者の最新の活動や作品を紹介。AKIRA NAKAさんはインスタレーション、佐藤さんは写真とアクリルペインティングの作品、トラフ建築事務所はショップの手がけた建築模型など、大城さんはCDと演奏映像、川上さんは小説などを展示する。

 過去の受賞者にはパリの人気セレクトショップ「コレット」や、「NIKE」の広告やチャールズ&レイ・イームズの家具に直接ペイントしたコラボレーション作品などで知られるアーティストの高木紗恵子さん、イギリスの建築誌「The Architectural Review」から受賞され「ルイ・ヴィトン京都大丸店」外装デザインを担当した建築家の永山祐子さんなどがあり、若手アーティストの登竜門として注目されている。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時閉場)。今月24日まで(18日は休み)。

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