東京メトロ「銀座駅」構内にタッチ式電子案内板-実証実験でニーズ探る

目的地までの距離や出口、地図上での経路などが表示される「タッチで道案内」の画面

目的地までの距離や出口、地図上での経路などが表示される「タッチで道案内」の画面

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 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線の銀座駅構内に4月から、電子案内表示板「タッチで道案内」が設置されている。設置は、東京メトロが日立製作所と共同で行うもの。

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 今回が初となる同表示板の設置は、銀座駅から銀座の街へ向かう利用客をターゲットに、駅周辺案内サービスのニーズ調査を目的に実証実験を行うもの。設置するのは薄型ディスプレーを内蔵したタッチ式の表示端末で、数寄屋橋交差点改札出口側に「縦型タイプ」、銀座4丁目交差点改札出口側に「横型タイプ」をそれぞれ設置する。

 画面は地図エリア、地図操作エリア、検索エリアと時刻・天気エリアの4つで構成し、銀座駅周辺の地図や地下通路図や、施設名の50音順リストからの目的地選択、選択頻度の高い施設の表示、住所からの目的地検索のほか、銀行・ATM・郵便局などジャンルごとに分類された周辺施設を表示。右側には、携帯電話インタフェースを完備し「携帯で目的地周辺地図を見る」ボタンにタッチすると目的地周辺地図へのアクセス情報を携帯へ転送できるサービスも行う。

 使用方法は検索エリアの「住所から探す」を選択すると、住所検索ウインドーが開き画面上のテンキーをタッチし番地を入力するとルート検索ができるほか、地図エリア上に表示された施設アイコンをタッチすると現在地から目的地までのルートが表示されるなど、用途に応じた使い方が可能となる。

 東京メトロでは、「従来の黄色の案内表示板や出口案内板での情報提供との関係や、電子的な情報提供システムへの受容性、利用者ニーズなどの調査を行う」とし、今後の展開については、「まずは調査が目的で、システム導入を前提としたものではない」と慎重な姿勢をみせる。

 実証実験は6月30日まで。

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