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銀座で「ウィーン分離派」の中心人物、コロマン・モーザーの展示

コロマン・モーザーがデザインした「コーン社宣伝ポスター」

コロマン・モーザーがデザインした「コーン社宣伝ポスター」

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 「銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)」(中央区銀座1)で現在、「コロマン・モーザー グラフィック展 『モダニズムの曙(あけぼの)』知られざる世紀末ウィーンの天才デザイナー」が開催されている。

「コロマン・モーザー グラフィック展 『モダニズムの曙』知られざる世紀末ウィーンの天才デザイナー」の展示風景

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 コロマン・モーザーは1868年、ウィーン生まれ。画家としてキャリアをスタートした後、グラフィックや家具・工芸、空間デザインなどの商業デザイン分野で活躍した。グスタフ・クリムトらが結成した「ウィーン分離派」や、「ウィーン工房」の中心メンバーであったことでも知られている。

 同展ではモーザーが手掛けたポスターを基にした「リプロダクトポスター(1万2,960円~、額装込み)」12点をはじめ、ファブリック、銀器などを展示・販売する。

 同ギャラリー共同代表で同展を監修した川崎弘美さんは「『世紀末ウィーン』においてモーザーが提示したのは、それまでの多すぎる装飾を一掃したシンプルなデザイン」と話す。「日本での知名度はそれほど高くないが、後のバウハウス、アールデコそして現代へと影響を与えた総合芸術家、コロマン・モーザーの世界を楽しんでいただければ」とも。

 開場時間は11時~18時。入場無料。月曜・火曜休廊。3月13日まで。

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