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中央区が産後ケア事業 宿泊型で授乳・育児指導など

産後ケア事業を実施する「聖路加助産院マタニティケアホーム」の外観

産後ケア事業を実施する「聖路加助産院マタニティケアホーム」の外観

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 中央区は4月3日、宿泊型「産後ケア事業」の利用申請受け付けを開始した。

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 同事業は生後10週未満の子どもを持ち、「産後、家族などの手助けがない」「体調が優れない」「初めての子育てで不安」といった悩みを持つ母親が、子どもと共に助産師等から母子のケアや授乳指導、育児指導などを受けることができるもの。

 核家族化や出産年齢の上昇により家族からの産後の支援が得にくい家庭の増加が考えられることが、事業開始のきっかけ。過去に同区内の妊産婦を対象に行ったアンケートでは、妊婦の65%、産婦の74%が宿泊型産後ケアの利用を希望すると回答したという。

 産後ケアの実施施設は聖路加助産院マタニティケアホーム(中央区明石町1)。利用者負担金は1泊2日で1万円(食事含む)で、以後1日ごとに1万円が加算される。住民税非課税世帯は半額、生活保護世帯は全額免除となる。利用期間は最大6泊7日まで。

 中央区福祉保健部健康推進課長の佐瀬一葉さんは「産後ケアを利用することで、母体を回復させながら、授乳を含め、赤ちゃんのお世話に少しずつ慣れていただければ」と話す。

 利用条件や申請方法などの詳細はホームページで確認できる。

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