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高級フレンチレストランがオリジナルカレーでチャリティー

前回、「アピシウス」で提供した「海老カツカレー」

前回、「アピシウス」で提供した「海老カツカレー」

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 高級フランス料理店が工夫を凝らしたオリジナルカレーを1,000円で提供し、その売り上げを寄付する「第13回 東京グランメゾン♡チャリティカレー」が5月14日、開催される。

前回、「シェ・イノ」で提供した「熊本馬すじカレー」

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 東日本大震災の直後の2011年5月、震災復興支援のために「シェ・イノ」(中央区京橋2)の古賀純二料理長が発起人となって、銀座かいわいのレストランが合同でチャリティーを開催したのが同催しの始まり。

 これまでにカレーの売り上げのほか店頭の義援金箱への寄付、チャリティグッズの売り上げを合わせて2,021万9,986円を集め、全額を「日本財団」「aoSORAnt(あおぞらん)」「ソウル オブ 東北」に寄付してきた。

 今回は昨年に続いてシェ・イノと「アピシウス」(千代田区有楽町1)が参加し、売り上げは東北と熊本の被災地義援金として「aoSORAnt」に寄付する。食材もできるだけ東北や熊本のものを使うよう配慮するという。

 「アピシウス」では、熊本産桜すじ肉とサクラエビを組み合わせたカレーを提供予定。岩元学料理長は「カレーの仕込みが始まると調理場が一転、エスニックなフレーバーに包まれる。言わずと知れた国民食であるカレーは大いにハードルが高いと毎回実感している。おかげさまで支援の輪が東北に熊本にと広がったことに、改めて感謝申し上げたい」と話す。

 「シェ・イノ」のカレーは福島の鶏を使い、インド風の味わいにする予定。古賀料理長は「メニュー作りには毎回相当悩むが、カレーを味わってもらい、被災地やそこに住んでいる方たちのことを思ってもらうことで、僕らの悩みは喜びに変わる。被災地のためのカレー作りではあるが、料理人の本能からか、やはりおいしいものを完成させたい」と話す。

 開催時間は11時~15時。各店600食限定で、なくなり次第終了。当日はカレーライス以外の料理やアルコール類の販売は行わず、ドレスコード・年齢制限は設けない。

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