SEEDER株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:村田寛治)は、慶應義塾大学商学部 清水聰研究会と共同で、未来商品アイデアデータベース「Future Store」を活用したワークショップを実施しました。本ワークショップは、商品開発×AIという新たな手法を用いて大学生の未来洞察思考を育み、生活者視点でのインサイト発掘を通じて5年先の消費価値観を考察することを目的としています。

今回の取り組みは全2回に分けて実施。
前半は、商品開発・事業開発コンサルティングに豊富な実績を持つSEEDERより、商品や事例の分析方法、生活者インサイトの捉え方についての講義を行いました。

デザインリサーチと商品開発の基礎に関する講義の様子
後半は、Future Storeに掲載されている100万件以上の新商品アイデアや40万件のペルソナデータを活用し、学生が実際に生活者視点でアイデアを分析、未来の生活者価値観を洞察しました。

グループで取り組んだワークについてプレゼン

ワークに熱心に取り組む
本ワークショップを通じて、従来の理論的なマーケティング研究に加え、実務的なデータベースを活用することで、「AIを用いた未来の商品開発」を学生ならではの視点から深めることができました。
<参加した学生の声>
「現状の商品とこれからの商品を見ることで消費者のどのニーズに訴求するべきなのか、何を欲しているのかを考えるきっかけとなりました。現状分析的な背景やインサイトはフィードバックを頂き、まだまだ浅いと自分で感じたので日頃からなぜ?を考えて行動したいです。」
「今回のワークショップを通じて、Future Storeに強い関心を抱くと同時に、マーケティングを実務の視点から学ぶ大変有益な機会となりました。また、自分にはリサーチ力やクライアント視点がまだ不足していることを痛感させられました。」
「全2回のワークショップに参加させていただきましたが、非常に楽しく、沢山の学びを得ることができました。ゼミの学びとは異なる観点からマーケティングについて考えることができました。特に印象的だったのは、未来発想やトライブといった概念です。それを活用した未来予測レポートを実際に考えるワークは難しくも、個人によって全く異なる考え方できるという点に面白さを感じました。後半は前半とは反対の思考から、商品を通して生活者について考えられた点が面白かったです。」

清水聰研究会の学生とSEEDERメンバー
今回の取り組みを通じ、清水聰研究会とSEEDER株式会社とは、学生の視点とAIを用いたデータドリブンな商品開発手法を融合させる新たな学びの形を提示しました。今後も産学連携を通じて、若い世代の感性を未来のイノベーション創出につなげていきます。

頭は梳かすのではのではなく考えるためにある。
清水聰研究会は、マーケティングと消費者行動論の2つの学問的側面から、現代の企業の適切なマーケティング戦略について研究するのと同時に、一生涯に渡って活用する”物事を考え抜く力”を養います。これまでの常識にとらわれず、合理性によって物事の道理を究明し、その知見を現実の社会で活用すること。これこそが福沢諭吉が唱える「実学の精神」であり、清水ゼミの目標でもあります。
慶應義塾大学 清水聰研究会 公式HP:
https://www.keio-shimizu-semi.com/
公式 Instagram:
https://www.instagram.com/shimizua_semi/

慶應義塾大学大学院商学研究科修士・博士課程修了、博士(商学)。消費行動論をベースにしたマーケティングを専門領域とし、消費者が製品やサービスを購入する際の意思決定のプロセスや、さまざまなデータを分析し、実践的なマーケティング戦略を研究している。主な著書に『日本発のマーケティング』など。
<今回の取り組みについて>
この度は学生にとって貴重な学びの機会を頂戴し、感謝しております。 引き続きよろしくお願いいたします。

SEEDERは、SEEDATA(博報堂子会社)から2020年にスピンアウトして創業した、イノベーション発想を支援するシンクブティックです。生活者発想を基軸に据えて、生活者の5年先の未来を独自のアプローチで読み解きます。
先進的な生活者群(=トライブ)のリサーチを通じて、5年先の未来を探索し、定性的リサーチでアプローチ・分析してレポーティング。先進的な生活者の豊富なリサーチデータを活用し、クライアントの新規事業創出や新商品開発をサポートしています。
SEEDER HP:
https://lp.seeder.inc/
公式 X:
https://x.com/seeder_seedata
公式 note:
https://note.com/seeder
<今回の取り組みについて>

AIイノベーション本部 事業本部長 伊沢勇作
この度は、清水教授をはじめ、清水聰研究会に在籍する皆さまとご一緒に取り組みができましたこと、心より御礼申し上げます。
今回の試みは、学生の皆さまが「学生視点で未来をどう捉え、どのようにアイデアを分析するのか」を探る実験的なものでしたが、私どもの想定を超える多様な視点や新たな方向性をご発表いただき、大変刺激的な機会となりました。
SEEDERとしても、産学連携を通じて未来視点を持つ学生の育成に少しでも貢献するとともに、未来の社会を担う学生の価値観を常に取り入れながら歩みを進めてまいります。
なお、本取り組みにご関心をお持ちの学校さま・企業さまがいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

Future Storeは、商品カテゴリ約4万種、商品アイデア100万件以上、ペルソナ40万件を収録する国内最大級の新商品アイデアデータベースです。商品開発を最短1ヶ月で実現できる仕組みを提供し、企業の新商品開発を加速させています。
サービス紹介LP:
https://services.sd-futurestore.com/
リリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000104743.html
本件やSEEDERに関するお問い合わせのある方は下記よりご連絡ください。
SEEDER株式会社 広報担当
住所:〒107-0061 東京都港区北青山3-6-19 バイナリー・北青山ビル10階
TEL:03-4572-0697
MAIL:info@sd-g.jp
WEB:
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