【概要】
　11月27日（木）、TikTok Japan主催のパブリックセクター向けの動画コンテスト「ThinkTalk Day 2024～公的セクターにおけるショートムービー活用の可能性～」が実施。「TikTok Awards Japan」2024（12月5日、同団体主催で開催）の「Public Sector of the Year」に葛飾区で作成した『たわし動画』がノミネートされました。ノミネート作品は全部で8作品。12月5日に最優秀賞などが発表。
【ノミネートの様子など】


　同日「ショート動画による行政情報発信」などをテーマとした基調講演やパネルディスカッションも実施。葛飾区広報課の坂井が自治体代表として区の取組みを紹介。「地元にとっての当たり前が、いざ発信してみると、実は区にしかない魅力であると分かることもある。やってみてからわかる、採掘されることもある」とマイニング（採掘）広報を、会場・オンライン含む約500名を前に発表。その後、ショート動画クリエイター「あああつし。」さんらと、パネルディスカッションも実施された。






　最後に、「Public Sector of the Year」のノミネート受賞作品が発表され、同課所属の島田は「予想をはるかに超える再生回数に驚きと喜びを感じています。区の伝統産業である、たわしづくりの製作過程を、視覚と聴覚を通じてその魅力を多くの方に伝えることができたのでは」と話した。
　葛飾区では、来年度から、民間での実務経験がある人材1名をシティプロモーション担当として採用予定。区公式TikTokなどでも、人材を募集・PRするための動画を職員自ら作成、公開。シティプロモーションの更なる強化などを図っていく。採用に関する詳細は、以下葛飾区公式HPよりご確認ください。
https://www.city.katsushika.lg.jp/information/1000086/saiyou/1006505/1036876.html



【たわし動画について】　
　葛飾区公式TikTokは昨年6月にアカウントを開設し、投稿を始めた。定期的な広報紙の発行や他のSNSを使った情報発信は行っているものの、それだけでは届かない若年層を中心とした層にアプローチすることで、まずは少しでも葛飾区に関心を持ってもらうことなどを目的としている。
　今年6月に公開された「棕櫚たわしの作り方」動画は、葛飾区指定伝統工芸品に指定される、棕櫚たわし作りの工程をASMR動画風に作成。テンポの良いカット割りで、作業音が心地よく聞こえるよう、音にこだわって作ったもの。再生回数は同アカウントで最高の240万回再生を突破。国内だけでなく、海外からの視聴も多く、国内外に葛飾の魅力を発信、そして再発見できる動画になった。