日比谷公園(千代田区日比谷公園1)で10月3日・4日、国際協力イベント「グローバルフェスタ JAPAN 2009」が開催された。
「10月6日」が国際協力の日であることを記念し、1990年より開催されている同イベント。今年は「環境・気候変動問題 届け、地球の声。広がれ、仲間の輪」をテーマに、子どもから大人、シニアまでが楽しめる参加型イベントを展開した。
同日、10時より行われた「フラワーカーペットづくり」では、フェアトレードで生産された約7,000本のバラの花びらとカラーサンドを使って、参加者77人が直径6メートルの花絵を作り上げた。小雨が降りしきるなか、もくもくと作業が続けられ、完成したのは15時。参加者からは、「バラをふんだんに使っていて豪華で、美しい」や「初めはもったいないと思ったけれど、間伐材を使用したり、フェアトレードで入手していると分かりイベントの主旨にぴったりで感動した」などの喜びの声が上がった。
メーンステージでは両日にわたり、国際協力をテーマにしたトークショーやライブを開催。パネリストとして女優の岸本加世子さんらが参加した「環境・気候変動問題について語ろう」や、フジテレビアナウンサー中野美奈子さんらによる「アフリカについて語ろう」、知花くららさんによるトークショーのほか、河口恭吾さんが地球兄弟プロジェクトの活動を音楽と映像で伝える「地球兄弟プロジェクトMessage LIVE」などを展開し、参加者が熱心に聞き入る姿が見られた。
同フェスタ実行委員の一人は「国際協力の必要性や国際協力にあたっての政府やNGOなどの活動を広く理解していただきたい」と話す。