プランタン銀座(中央区銀座3、TEL 03-33567-0077)は1月7日、バレンタインデーに関する女性の意識調査結果を発表した。
同調査は毎年同店メールマガジンの会員を対象にメールで実施するもので、今回の回答者は女性541人。年齢層は19~68歳で、平均年齢は36.1歳。独身者が51%、既婚者が49%。
「本命チョコを用意する」が全体の71%(昨年71%)を占め、チョコレートにかける予算は3,134円(同3,325円)に。「義理チョコを用意する」は65%(同63%)、平均予算は1,167円(同1,172円)で過去最高額をたたき出した昨年に比べわずかな減額にとどまった。「自分チョコを用意する」のは53%(46%)と昨年より7%増加し、平均予算は3,042円(同3,167円)。予算も本名チョコとほぼ同額で、「自分チョコを食べておいしいと思ったらどうしますか?」の問いには、「身近な人に知らせる」(64%)、「身近な人にプレゼントする」(46%)、「ブログやホームページで紹介する」(27%)などの回答が見られた。同社は「周囲に発信して情報をシェアしたいと考えていることが分かる」と見る。
本命チョコレートに添えるプレゼントを「用意する」と回答したのは全体の44%(同54%)。購入予定は、1位=ファッション雑貨、2位=ネクタイ、3位=洋服、4位=手料理の順に。全体の6割以上が「一番大切」なチョコレートは「本命用」と答えており、今年のバレンタインデーが日曜日に当たるが、本命チョコやプレゼントを渡す日を「当日」と回答したのが全体の72%に上った。
「女性にもチョコを贈りたいか」という初の設問に対して、「贈ってもいい」(43%)、「贈りたい」(22%)と6割以上の女性が女性同士でチョコレートを贈ることに肯定的。バレンタインフェア前半のチョコレート売り場では、毎年自分チョコを求める女性客でにぎわいを見せることから、「バレンタインデーは女性から男性へチョコを贈る日という役割から、チョコレートを介して周囲とのコミュニケーションを深めながら『女性が主役で楽しむイベント』へ進化している」と同店は分析する。
昨年末に同店が行ったクリスマスプレゼントについてのアンケートでは世の中の景気を反映し、ギフト予算を大幅に削る傾向であったの対し、今回の結果では、チョコレートの単価がさほど高くないことも起因し、「バレンタイン予算はしっかり確保したいという気持ちが表れている」とも。
同店では今月19日より、「ハッピー・ショコラ」をテーマにバレンタインフェアを開催。本館1階には初となるガラス張りのスペース「ショコラ マルシェ」(26日より)を開設するほか、そのほか4会場で過去最大となる68ショップ約700種類の商品を展開する。会期は2月14日まで。