NYブランド「トリー バーチ」(本社=ニューヨーク)の日本初の路面店となる「トリー バーチ銀座店」(中央区銀座5、TEL 03-5537-0400)が昨年12月8日にオープンし、話題を集めている。日本での運営は海外の服飾系ブランドの直営店舗運営を手がける「ルック」(目黒区)。
同ブランドはクリエーティブディレクターを務めるトリー・バーチさんが仲間とともに2004年2月、ニューヨークのダウンタウンに旗艦店をオープンしたのが始まり。1960~1970年代の芸術や写真、映画や両親のビンテージワードローブ、インテリアデザイナーのDavid Hicksさんの作品スタイルなどからインスピレーションを受け、そのスタイルが反映されたウエア、バッグ、シューズ、レザーグッズなどのライフスタイルコレクションブランドを展開。
並木通り沿いの藤小西ビル1階・2階に出店した同店。オレンジとゴールドを基調とした外観・内装が特徴で、内装はトリー・バーチさんのライフスタイルからインスピレーションを受けたという。店舗面積は273平方メートル。ターゲット層は「トレンドには敏感だが、それに依存しないスタイルコンシャスな女性」に据える。
展開アイテムは洋服、靴、バッグ、スモールレザーグッズのほか直営店のみ取り扱うベルト、アクセサリーなど。銀座店限定アイテム「サングラス」(約10種類=21,000円~37,800円)、「スカーフ」(約4柄=27,300円~37,800円)も販売している。店を訪れていたキャビンアテンダントの30代女性は「路面店ができたと聞いて買いに来た。品数が豊富でうれしい」と大きな紙袋片手に満面の笑みを見せた。
トリー・バーチさんは「2009年に百貨店で店舗をオープンし素晴らしい手応えを感じている」とコメント。現在、日本での店舗数は同直営店以外に全国の百貨店のインストア9店。今年3月にはさらに5店が百貨店への出店を予定しているという。
営業時間は11時~20時。