銀座三越、今秋増床の全貌明らかに-「マイデパートメントストア」目指す

中央パネル右=石塚邦雄社長、左=安達辰彦店長。後方は商品セレクトに力を入れた11人のバイヤー「銀座イレブン」

中央パネル右=石塚邦雄社長、左=安達辰彦店長。後方は商品セレクトに力を入れた11人のバイヤー「銀座イレブン」

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 9月11日に増床オープンを控える銀座三越(中央区銀座4、TEL 03-3562-1111)が7月22日、その全貌を明らかにした。

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 1930(昭和5)年にオープンした同店は80年の歳月を経て、銀座・有楽町地区で最大規模となる百貨店として生まれ変わる。新店舗は地上13階・地下6階建ての新館(東側)と改装工事を行う8階建ての本館(西側)との「一体化増床」で、売り場化可能面積は既存店舗の約1.5倍強になる。店舗面積は約3万6,000平方メートル。

 コートヤード・バイ・マリオット東京銀座(銀座6)で行われた記者発表会に登壇した三越伊勢丹ホールディングス(銀座4)石塚邦雄社長は、増床に至った経緯について、「狭い店舗でお客さまのご要望に応えられない事が多々あった。増床は長年の悲願である」とし、三越と伊勢丹の統合後初の大型プロジェクトである同件に「統合の真価が問われる」とした。

 増床オープンに際して、オーダーや修理だけでなく顧客一人ひとりの関心事に応える「マイデパートメントストア」を掲げ、「カスタマイズ」可能な商品カテゴリーやアイテム数を増やし買い回りを増やす売り場構成にする。そのほか、商品構成を強化にあたり伊勢丹の強みである「商品調達能力」のノウハウや両店の良さを取り入れた新しい店舗づくりを目指すという。ストアコンセプトは「新しい価値をスタイルとして創造し時代の扉を開ける店」。

 フロア構成は、地下鉄と直結する地下1階=既存店1階で展開してきた化粧品「ギンザコスメワールド」、地下2階=和洋菓子・総菜・パン「ギンザフードガーデン」、地下3階=生鮮・グロッサリー・リカー「ギンザフードガーデン」、地上1階=婦人服飾雑貨 ハンドバッグ、2階=婦人靴 婦人靴下、3階~5階=婦人服、6階・7階=紳士服・雑貨、8階=リビングギフトサロン、9階=芝生の広場や親子休憩室、インフォメーションコーナー「銀座テラス」、10階=ベビー・子ども用品、11階・12階=「初」を重視した17店舗が軒を連ねるレストラン街「ギンザ ダイニング」。

 今回の増床は東京都より都市再生特別措置法に基づく都市再生特別地区の指定を受けた百貨店初となる事例で、「銀座の街全体の活性化」も目的に掲げる。9階「銀座テラス」では芝生の広場、託児所、親子休憩室、授乳室、海外からの観光客向けの外国人観光案内所のほか、太陽光発電パネルや農園「テラスファーム」を設けるなど環境づくりにも力を入れた。そのほか、バリアフリー対応、ユニバーサルフィッティングルーム、地下駐車場なども完備する。

 ファストファッションなどは導入せず、1館でいろいろな商品を買い回る「ワンストップショッピング」と、三越の中で「銀ブラ」する「ジャストルッキング」の両客層を満足させる店舗づくりに力を入れ、「その積み重ねが最終的に購買につながる」(安達辰彦店長)という。既存店舗での購買層が女性8割、男性2割。30~40歳代の女性をコアターゲットに据えたほか、男性層の増加を強化する。初年度売上高について、石塚社長は「630億円が勝算を分けるライン」と語った。

 営業時間は地下3階~地上8階・10階=10時~20時、9階=10時~23時、11・12階=11時~23時。

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