バングラデシュ製の手作りバッグなどを企画・販売するマザーハウス(東京都台東区)が8月27日、モザイク銀座阪急2階に「マザーハウスモザイク銀座阪急店」をオープンした。
大学時代にバングラデシュを訪れたことをきっかけに23歳で起業した同社の山口絵理子社長。バングラデシュの主要産品だった麻の一種であるジュートやレザーを使ったナチュラルテイストのバッグや小物を現地の自社工場と提携工場で製造し日本国内で販売している。同時に発展途上国の雇用を創出するなど社会性を意識した活動に力を入れている。
同店は直営6店舗目。同館2階の店内入り口に設けたゲートをくぐると「中庭」をイメージした店内には花びらの型から作られた秋冬の新作アイテム(10,000円~1万5,000円)などが並ぶ。また無垢材の棚やテーブルなどの什器も配し「ナチュラルな空間」を演出する。店舗面積は20.56坪。
ターゲットは「ナチュラルな素材を使った商品・ストーリーを持った商品に興味がある層」に据えた。「銀座という街に途上国の可能性を伝えていきたい」と同社広報担当の中島さんは話す。
山口社長はツイッター内に設けた同店のアカウント(@MH_Ginza)で今月30日、「商品を途上国から発信することで、途上国と先進国を隔てる経済的、精神的な壁を打ち破ることができるかもしれない。そしてそれが社会の構造を根本から変えていく第1ステップになると信じている」とつぶやいている。
営業時間は10時30分~21時。