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銀座に京都発アートカフェ「アンデパンダン」-築45年の老舗ビルに

工事中の店内の様子を公開したことでも話題を集めた「カフェ・アンデパンダン銀座」がオープン

工事中の店内の様子を公開したことでも話題を集めた「カフェ・アンデパンダン銀座」がオープン

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 京都・三条のアート発信拠点「カフェ・アンデパンダン」の姉妹店として、オープン前から話題を集めてきた「カフェ・アンデパンダン銀座」(TEL 03-4500-6700)が1月15日、銀座・並木通りに開店した。

宮島永太良さんが手がけた壁画「異空間」

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 オープンしたのは、並木通りのビル「ディム銀座」(中央区銀座6)2階。1965(昭和40)年に竣工した同ビル3階には、「ピローズギャラリー」(TEL 03-3572-7311)、「ジェイトリップアートギャラリー」(TEL 03-3571-7818)など複数のギャラリーが入居。同店は、昨年から進められてきたビル改装事業の一環としてオープンした。

 総合プロデューサーは、ピローズギャラリーのオーナーで、詩人・画家の宮島永太良さん。もともとギャラリー内に椅子を置き「お茶を出したりしていた」という宮島さんは、京都店オーナーの大山一行さんが運営する「同時代ギャラリー」(京都市中京区)での自身の展示をきっかけに、「京都で人気のある喫茶店に来てもらい、ディム銀座がアートビルのようになれば面白い」(宮島さん)と、大山さんに話を持ちかけた。

 店舗のテーマは「街角の広場」。「40年前に建てられたビルの骨太な構造」を示す大きな柱が中央に構えるスペースは、柱を囲むように床にモザイクタイルが並ぶ。壁面には同時代ギャラリー所属作家の作品を展示するほか、宮島さんが直接描いた壁画「異空間」も。

 店舗面積は70坪で、席数は86席。メニューは京都店同様、ランチ、ディナー、ティータイムなど各時間帯の利用に対応し、ランチプレート(850円~)、スイーツ(650円~)などを用意。ドリンクはソフトドリンク30種以上(300円~500円)に加え、ボトルワインやカクテルなどアルコール各種(600円~)も取りそろえる。

「広場を行き交う老若男女、多国籍な人々など、幅広い客層の嗜好(しこう)に応えたい」(大山さん)。今後は音楽ライブ、パフォーマンス、映像上映などのイベント企画も。「並木通りのすてきな『異空間』をスタッフみんなで作り上げていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~23時30分。

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