「築地銀だこ」などの外食事業を展開するホットランド（群馬県桐生市）は1月17日、「ご当地B級グルメ」をテーマにした新業態「B級グルメ村 ギン酒場」（中央区銀座3、TEL 03-3524-0251）をオープンした。

　ショッピングセンターを中心に全国に330店舗の「築地銀だこ」チェーンを展開する同社は、2009年5月より店頭に立ち飲みスペースを設けた「ハイボール酒場」の展開をスタート。都内を中心に店舗を拡大し、「ハイボール横丁」「GINDACO 四谷三丁目バー」のオープンなども合わせ、居酒屋業態への進出にも力を入れてきた。

　ご当地B級グルメのブームが広がる中、「全国のチェーン店のスタッフが知っているおいしいものを東京に集めてみては」（広報室の橋本英樹さん）との着想から生まれた同業態。各地で人気を集めるB級グルメをモチーフに社内で商品開発を行ったフードメニューをはじめ、全国の地酒も取りそろえる。

　ランチタイムには、「ハントンライス」（石川県金沢市）、「帯広豚丼」（北海道帯広市）、「デミカツ丼」（岡山県岡山市）などを月替わりで提供（以上、みそ汁付きで780円）。ディナータイムは串揚げや鉄板焼きなどに加え、「室蘭やきとり」（300円）、「とん平焼」（380円）など25種類のB級グルメを提供する。

　ファサードをビニールシートで覆った店内には、中央の厨房を囲むようにコの字型のカウンターを設け、木目調のレトロな内装をご当地キャラクターなどで飾り付けた。夜は立ち飲み店として営業する。店舗面積は約19坪で、着席時の席数は30席。

　客単価は、昼＝780円、夜＝2,000円。月間売り上げは約700万円を見込む。橋本さんは「2号店は新橋駅前のSL広場近くにオープンが決まっている。この2店舗を『実験の場』として、都内を中心に店舗を広げていければ」と意気込む。

　営業時間は11時～15時、17時～23時（土曜・日曜・祝日は22時まで）。