貸し会議室事業などを手がけるサンケイビル(千代田区)は3月1日、昭和通り沿いに同社初となる自習室「サンケイプラザアカデミー 銀座スタジオ」(中央区銀座6、TEL 03-3541-0007)をオープンした。
場所は昭和通り沿い、銀座東5丁目交差点付近のギンザTS・サンケイビル地下1階の貸事務所として利用していたスペース。内装は白を基調に「窓がない地下スペースでも圧迫感がないように」配慮した。
フロアは、各席をパーティションで仕切った「ブースエリア」32席と、休憩や食事などが可能な「ラウンジエリア」6席で構成。ブースエリアのデスクは横90センチ、奥行き70センチの「ゆったりサイズ」が特徴で、全席にコンセントと卓上ライトを配置する。
ターゲットは20~50代のビジネスマン。「自宅で勉強する空間がなく、資格試験のために集中して勉強したい」「営業中の空き時間を勉強や資料作成などの時間に有効活用したい」などの利用目的を想定している。
フリーで利用できるパソコン1台も置くほか、持ち込みPC用に有線・無線LANを完備する。貸しロッカー(月額1,500円)、新聞・雑誌棚、無料給茶機などのサービスも。
定員総数は70人程度を予定。曜日・時間帯に応じて5タイプの会員プランを設ける。利用料金は「平日デイ会員」(平日9時30分~17時利用)=8,400円~。別に入会金(1万500円)が必要。
1955(昭和30)年から東京サンケイビル(千代田区)内で貸し会議室運営を始めた同社。同スタジオオープンに伴い、「小スペースの有効活用」などを目的に自習室運営事業へ乗り出した。同事業について、「今後、ビジネス街はもとより、郊外のターミナルビル周辺にも拠点を広げていきたい」と同スタジオ担当の箕輪さん。
営業時間は7時30分~23時(土曜=9時~21時、日曜・祝日=9時~20時)。