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銀座の人気盛岡冷麺店「ぴょんぴょん舎」、応援客らで連日にぎわい

ぴょんぴょん舎銀座百番。店内には義援金箱も設置する

ぴょんぴょん舎銀座百番。店内には義援金箱も設置する

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 盛岡冷麺の人気店「ぴょんぴょん舎銀座百番」(中央区銀座4、TEL 03-3564-1963)が現在、岩手出身者や岩手を応援したいという来店客などでにぎわいをみせている。

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 盛岡の冷麺は1986(昭和61)年、盛岡で開催された「ニッポンめんサミット」への出品をきっかけに「盛岡冷麺」と名付けられた。平壌の冷麺をルーツとし、「コシの強い麺」「コクのあるスープ」「キャベツと大根のキムチ」などを特徴に日本人好みの味わいへと徐々に変化。現在では岩手の焼き肉店を中心に展開する「ご当地グルメ」として全国的に広く知られる。

 ぴょんぴょん舎は1987(昭和62)年、盛岡市内に1号店を出店。麺用の粉、スープを自社工場で製造し店内で製麺するほか、テークアウト商品も販売し、盛岡市内に6店舗を運営する。2006年には「盛岡冷麺のアンテナショップになれば」と銀座4丁目に都内初出店。夏場には店先に行列ができる人気店で、2008年には銀座3丁目に焼き肉メニューも扱うレストラン「ぴょんぴょん舎 GINZA UNA(ウナ)」をオープンしている。

 東日本大震災から1カ月。ぴょんぴょん舎では盛岡市内の自社工場で屋根が崩れるなどの被害があったといい、3月中は製造がストップ。同店では休業した他店からも在庫を取り寄せ、時間を短縮して営業を続けてきた。岩手出身のスタッフも在籍し、来店客からは心配の声があったというが、「みんな大丈夫だった」とUNA店長代理の武藤龍徳さん。

 工場は今月1日から出荷を再開。店内には岩手出身者や「せっかくなら岩手のものを食べて貢献したい」という人々の来店もある。店内に義援金箱の置くほか、UNAでは今月11日より、盛岡冷麺、冷麺セットメニューの売り上げの5%を義援金として寄付するキャンペーンも始めた。「今こそ岩手の良さを知ってもらえるチャンスと考え、岩手発の企業として自分たちが頑張ることで地元の人たちに元気を送っていきたい」

 営業時間は、百番=11時~23時(変更の場合あり)、UNA=11時~23時45分(日曜のみ23時まで)。

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