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東銀座で「イケヤン☆チャリティー展」-若手陶芸家150人が出品

30歳前後の男女が数多く来場している「イケヤン☆チャリティー展」

30歳前後の男女が数多く来場している「イケヤン☆チャリティー展」

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 東銀座の陶磁器ギャラリー「Petit luxe(プチルクシュ)」(中央区銀座3、TEL 03-6228-4825)で5月6日、陶芸家・青木良太さんを中心にした若手陶芸家集団「IKEYAN☆(イケヤン)」による「イケヤン☆チャリティー展」が始まった。

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 青木さんは1978(昭和53)年富山県生まれ。2002年に多治見市陶磁器意匠研究所を卒業し、岐阜県土岐市を拠点に作品を制作。2008年に台湾国際陶芸ビエンナーレで特別賞を受賞し、週刊漫画誌「モーニング」に連載される戦国漫画「へうげもの」にちなんで編成する若手実力派陶芸家集団「へうげ十作」のリーダーを務めるなど、気鋭作家として知られる。

 「いけいけヤング陶芸家」を表すイケヤンは、「陶芸業界を盛り上げること」を目的に発足。若手作家約30人が中心となり、ウェブでの作品紹介、全国巡回展、コンテストなど精力的に活動している。

 東日本大震災の被災者に向けたチャリティープロジェクトとして開く同展。会場には、青木さんや桑田卓郎さん、金理有(きむりゆ)さんなど同グループ参加メンバーに加え、有志の若手・ベテラン作家150人の作品が一堂に。作品は全て通常の6割の価格で販売し、売り上げ全額を義援金として被災地に寄付する。

 会場となる同ギャラリーは昨年3月、青木さんの個展をこけら落としにオープン。代表の江口範幸さんは「東日本大震災に向けて何かできないかという思いはずっとあった」といい、「経費がかかりすぎてはチャリティー展も意味がないのでは」との思いから会場の無償提供を決めた。

 初日には30歳前後の男女が数多く来場した。「作品が山積み状態で始まったが、テーブルが随分すっきりしてきた。普段と比べて『もう一枚』買える値段。一人でも多くの作家の声を、一円でも多くの寄付金として被災地へと届けたい」と江口さん。

 開催時間は12時~20時。入場無料。今月8日まで。

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