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銀座「すきやばし次郎」ドキュメンタリー、米で初上映-監督は28歳アメリカ人

店先に立つ小野二郎さんとスタッフ(「Jiro Dreams of Sushi」より) ©David Gelb

店先に立つ小野二郎さんとスタッフ(「Jiro Dreams of Sushi」より) ©David Gelb

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 銀座のミシュラン3つ星すし店「すきやばし次郎」(中央区銀座4、TEL 03-3535-3600)を描いたドキュメンタリー映画「Jiro Dreams of Sushi(ジロー ドリームス オブ スシ)」が4月30日、米・トライベッカ映画祭で上映された。

包丁を構える小野二郎さん

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 メガホンを取ったのは、1983年生まれのアメリカ人監督デヴィッド・ゲルブさん。もともとすし文化や築地についてのドキュメンタリーを構想していたが、3年前に料理評論家の山本益博さんの紹介で同店を訪問。すしを握る店主・小野二郎さんにほれ込み、作中では同店を通して「すし職人の神髄」「親子でありながらの師弟関係」などを捉えていく。

 ミシュランで3つ星に輝いて以来、取材には「懲りていた」という小野さんだが、撮影はゲルブ監督の熱意や山本さんの説得に折れるかたちで実現した。ゲルブ監督は昨年1月から1カ月間来日し、朝から晩までつきっきりで撮影。「1週間を過ぎたころにはゲルブ監督の姿勢が伝わった。二郎さんも、こんなに若い人がおすしに情熱を傾けていることが考えられない。最大限協力したいと話していた」(山本さん)。「魚には旬がある」と夏に再来日した際には、通常は入場を禁止されているマグロの競りの様子を撮影したという。

 「第61回ベルリン国際映画祭」でも公開され、米マグノリア・ピクチャーズからのアメリカ配給が決定。作中にも登場する山本さんはアメリカ配給に向け、「世界のおすしブームは、『日本趣味』な上っ面に過ぎない。魚も米も愛する日本人にとって、その両方から成るすしは最もシンプルな日本料理の神髄。日本人でもなかなか気がつかないすしの魅力をゲルブ監督が感じ取ったことがすごい」とたたえる。

 トライベッカ映画祭は、9・11同時多発テロ後のニューヨーク復興を目指して2002年に設立。10年目を迎えた今回は、短・長編など9部門から、6本の新作フィーチャーフィルムと5本の新作ドキュメンタリーを含む150作品以上を10日間にわたって上映した。

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