食べる

銀座に「比内地鶏」料理店-焼き鳥店時代に魅せられた山形産に特化

白一色に統一し東京タワーが望める店内

白一色に統一し東京タワーが望める店内

  • 0

  •  

 銀座7丁目に5月10日、山形産比内地鶏に特化した創作料理店「比内地鶏 maekawa」(中央区銀座7、TEL 03-3574-1277)がオープンした。

[広告]

 店主は1966(昭和41)年東京都生まれの前川治さん。夫婦で飲食店を経営する両親に育てられ、1990年ごろより、「両親の夢だった」という「銀座を拠点にした」焼き鳥店「串銀座」を兄弟で経営。代表を務めた父親が引退したのをきっかけに、同店から独立するかたちで今回のオープンにこぎ着けた。

 主力は秋田県の特産物として知られる比内地鶏で、鶏は県外産として唯一認可されているという山形県酒田市「庄内手作り農場」から直送する。「焼き鳥店時代に多くの地鶏を仕入れて食べ比べたが、ここの養鶏場の比内地鶏は別格だった」と前川さん。「他の鶏にはない持ち味」に「魅せられ」、同店では同農場の比内地鶏のみを幅広いスタイルで提供する。

 場所は花椿通り沿いで、11階建てのビル最上階にある。店舗面積は25坪で、席数はカウンター9席を含めた25席。店からは東京タワーが望め、比内地鶏の「ピュアさ」をテーマに、壁・仕切り・テーブル・椅子などを全て白で統一した。

 フードメニューは、温泉卵、サラダ、焼き鳥、鶏料理、揚げ物料理、卵雑炊などから成るコース3種(4,500円~)を中心に、鶏ガラでだしを取った「新玉ネギの冷製スープ」(600円)、2種の鶏肉にチーズをのせてバルサミコ酢を添えた「比内地鶏のチーズ焼き」(2,400円)、焼き鳥などの単品も。ドリンクメニューは日本酒(50種)、ワイン(40種)、シャンパン(20種)などに力を入れ、接待需要も見込む。客単価は1万円程度。

 前川さんは「店はフルオープンのキッチンも特徴。実際に料理を作っている様子や夜景を見ながら食事を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は17時~23時。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース