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築地・アパホテルにラーメン店「天雷軒」-朝食にはスープ使った「茶漬け」定食も

化学調味料を使わず海鮮だしを利かせたスープが特徴の「琥珀醤油拉麺」

化学調味料を使わず海鮮だしを利かせたスープが特徴の「琥珀醤油拉麺」

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 5月16日に開業した築地7丁目の「アパホテル」1階に翌17日、海鮮だしを利かせた化学調味料を使わないスープで知られるラーメン店「天雷軒 築地駅南」(中央区築地7、TEL 03-628-7213)がオープンした。

5月16日に開業した「アパホテル 築地駅南」

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 運営はザ・ファースト(港区)。2009年10月に博多のラーメン店「麺劇場玄瑛(げんえい)」(福岡市中央区)から「教育を受ける」かたちで1号店「天雷軒 東日本橋」をオープン。昨年2月よりスタジアムなどを拠点に移動販売スタイルでも天雷軒を運営し、料飲事業部を設けてラーメン業態に本格参入した。

 天雷軒のラーメンは、化学調味料を使わずに昆布、アサリ、カツオでだしを取ったスープと、加水率が高くモチモチとした食感の手もみ縮れ自家製麺が特徴。通常トッピングは白髪ネギ、水菜、チャーシュー2枚、エビの香り粉、糸トウガラシで、エビの風味で「大きく味が変わる」ため、香り粉は「徐々に溶かしながら食べるのをおすすめしている」と店長の瀧山達也さん。「上品に食べるラーメンライス」としてラーメン用のご飯も用意。来店客の6~7割が注文し、残ったスープをかけて食べる。

 もともと客として同店を気に入っていたというアパホテルの元谷芙美子社長が、「ホテルの朝食の良しあしはリピート率に関わってくる」と出店を打診。朝食を提供するホテル併設のレストランとして、同ホテルの開業に合わせてオープンに至った。店舗面積は約43平方メートルで、席数はカウンター9席を含めた23席。女性をターゲットに白と茶系色をベースにした「落ち着いた」内装に仕上げた。

 営業は朝食、昼食の2毛作スタイルで行う。ホテル利用客を中心にした朝食帯には、築地で仕入れたサケ、昆布、アサリ、オリジナル明太子など6品の具材とラーメンだしをご飯に添えた「築地茶漬け定食」(当日1,100円ほか)など2種を販売。昼食では、「琥珀醤油拉麺(こはくしょうゆラーメン」(750円)、「琥珀茶漬け用ご飯」(150円)、「味噌(みそ)築地拉麺」(800円)、「アパ社長カレー築地」(850円)などを提供する。客単価は1,000円。6月中旬には夜の営業も始める予定。

 「東日本橋店と同じく、子どもにも食べさせてあげたいと思えるような『安心・安全』なラーメンを作っていきたい」と瀧山さん。「11月にアパホテル内レストランとして3店舗目のオープンが決まっている。今後も半年に1店舗程度、出店していきたい」とも。

 現在の営業時間は7時~10時(朝食)、11時~15時(昼食)。日曜は朝食のみ営業。

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