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銀座にイタリアン「クロディーノ」-エノテーカ・ピンキオーリ出身ソムリエが開く

「エノテーカ・ピンキオーリ東京店」時代のスタッフが集う「クロディーノ」(中央=黒田敬介さん)

「エノテーカ・ピンキオーリ東京店」時代のスタッフが集う「クロディーノ」(中央=黒田敬介さん)

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 昨年12月に閉店した「エノテーカ・ピンキオーリ東京店」のソムリエが手掛けるイタリアン「ristorante KURODINO(クロディーノ)」(中央区銀座3、TEL 03-5579-9815)が6月14日、銀座3丁目にオープンした。

ヨーロッパと和のテイストをブレンドした店内

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 代表の黒田敬介さんは1966(昭和41)年熊本県出身。22歳でイタリアへ渡ったのをきっかけにワインの勉強を始め、知人の紹介でイタリアの3つ星レストラン「エノテーカ・ピンキオーリ フィレンツェ」に勤務。1992年の東京店オープンに合わせて帰国した後は、2000種類・6万本のワインの品ぞろえで知られた同店でソムリエを担当した。

 東京店が昨年12月に閉店したのをきっかけに、「ワインを扱うレストランを」という自らの願いをかなえ、東京店に務めたシェフ、ホール係らもスタッフに加わった。店名はフィレンツェ店に務めた際にオーナーのピンキオーリさんが名付けたニックネームに由来する。「DINO」は「ちっちゃな」を意味するという。「初めての店なので初心に返るという意味を込めた」と黒田さん。

 内装はソファやテーブルクロスなどにワインレッドを使い、パーテーションに和紙を用いるなど「ヨーロッパと和のテイストをブレンド」。個室も含めて約33坪の店内に30席を用意する。伊「サンボネ」のカトラリー、オーストリア「リーデル」のグラス、仏「ベルナルド」の皿など食器類にもこだわった。

 約100種類、600~700本のワインのラインアップは、「値頃感」「産地」などに加えて「試飲して最後まで印象に残ったもの」をポイントに黒田さんが半年かけて選んだもの。伊・仏産ワインを中心に、3,885円のものから取り扱う。グラスワインはスパークリング3種(1,050円~)、赤・白ワイン各4種(735円~)。

 料理はコース料理が中心で、アユのリエットにスイカを添えるなど「意外な素材を組み合わせた」メニューから、パスタやティラミスなど古典的なイタリアンまでを展開。メニュー作りではワインと料理を同時並行で考えていくという。コース料金は、昼=1,890円~、夜=5,040円~。

 ターゲットは20代後半以上の女性を主軸に据える。「何より前の店で今まで自分を育ててもらったお客さまへの『感謝』の気持ちで作った店。価格を上げるのは簡単だが、『恩返し』として喜んでもらえれば」(黒田さん)。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時30分。日曜、第1・第3月曜定休。

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