銀座で沖縄の海の魚たち、悠々と-ソニービルに巨大水槽がお目見え

数寄屋橋交差点に面した巨大水槽には、650匹の魚たちが泳ぎ回る

数寄屋橋交差点に面した巨大水槽には、650匹の魚たちが泳ぎ回る

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 連休最終日の7月18日、東京・銀座に沖縄の海を再現した大水槽「Sony Aquarium(ソニーアクアリウム)」が銀座ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)屋外イベントスペースに登場した。

イソギンチャクに隠れようとするクマノミ

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 沖縄「美ら海(ちゅらうみ)水族館」とコラボした恒例企画で、期間中はソニービル全館を挙げて沖縄の海の魅力を紹介。44回目を迎える今回のテーマは「発見!海の中のドキドキ。」。海中の生態系を本物の生き物、3D映像などを通して伝えていく。

 水量14トンの屋外巨大水槽内には現在、2008年から3度目の「上京」となる全長1メートルを超える「ウツボ」、ヒレの先端にある黒ぶちがトレードマークのサメ「ツマグロ」、「ナポレオンフィッシュ」など、色とりどりの熱帯魚全28種、650匹が悠々(ゆうゆう)と泳ぎ回る。同企画に向けて沖縄からやって来た魚たちで、1カ月前から「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)が保管、期間中に魚の入れ替えなどを行いながら、屋内水槽と併せて全40種、1000匹の魚がお目見えする。

 数寄屋橋の夏の風物詩としても知られる巨大水槽の登場に、会場では夏休みを目前に控えた親子連れ、カップルなどが列を作り、水槽の前では子どもたちが歓声を上げたり記念撮影をしたりする姿も。朝夕には給餌シーンが見られ、昨年は44日間で約70万人が来場した。今年も親子連れ、外国人観光客などを含めて同人数の来場を見込む。

 1階・屋内水槽ではヒトデ、ウニ、ナマコなど、サンゴ礁が広がる浅瀬の生き物や、イソギンチャクとクマノミが共生する様子などを紹介。8階コミュニケーションゾーン「OPUS」では沖縄の海に住む珍しい形をした魚、色鮮やかな魚などの生態を捉えた3D映像を上映する。館内のレストラン、カフェでは沖縄特産紅いもの冷製スープなど沖縄野菜を使ったコース(7階「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」)、沖縄の伝統菓子サーターアンダギー、島らっきょうのピクルス、タコライス(1階「パブ・カーディナル」)など沖縄の食材を使った限定メニューも登場する。

 同館省電力の取り組みとして、9時~20時の水槽の使用電力は壁面に設置した126枚の太陽電池、使用済み天ぷら油を再利用した発電などの自家発電で賄う。

 美ら海水族館の宮原弘和館長は「毎年楽しみにしているイベントが今年もスタートした。水槽で魚の泳ぎ方、模様、色合いなどをじっくり見て、沖縄の生みの美しさを感じてもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~19時(屋外の水槽は23時まで)。8月31日まで。

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