ノイ・インターナショナル(中央区)は10月14日、「ノイハウス銀座本店」(中央区銀座2、TEL 03-3567-3651)を銀座・柳通り沿いにオープンした。
ノイハウスは1875年ベルギーのブリュッセルで薬と菓子を取り扱う店として誕生。当時カカオは薬剤師に扱いが任されていた食べ物で、スイス人薬剤師だった創始者のジャン・ノイハウスはチョコレートの販売だけでなく、意欲的に新しいレシピを研究、1895年にチョコレート専門店「Confiserie et Chocolaterie Neuhaus-Perrin」を創業。ベルギーチョコレートの代表的レシピであるプラリネ(ナッツ類にあめをからませクリーム状にしたものをチョコレートの中に包み込んだ製品)を開発したことや、現在世界で用いられているチョコレート用のパッケージ、バロタン箱を発明したことで知られるチョコレートブランドで、来年で誕生150周年を迎える。
銀座本店は今年5月にベルギーのブリュッセルにパイロット店として開設された2号店に続く、海外展開では初、世界では3番目のニューコンセプトショップ。店舗面積は約30坪で、店舗デザインを手掛けたのはエア・フランスやネスレ、トヨタなどを手掛けた「Desgrippes Gode(デグリッペス・ゴーベ)」が担当。コラル・レッドとチョコレート・ブラウンがテーマカラーで、ヨーロッパで特別に作られたシャンデリアが店内を飾る。12席のチョコレート・カフェも併設、チョコレートドリンクやケーキ、チョコレートなどを楽しむことができる。
同社担当者は、「銀座本店には、世界戦略上における大きな期待と役割が寄せられている」と話している。営業時間は10時~20時。無休。