人気キャラクター「ハローキティ」の魅力を「アート作品」という切り口から紹介する企画展「ハローキティアート展」が8月24日、松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)で始まった。
1974(昭和49)年に誕生したハローキティ(以下、キティ)は、現在では年間5万種類以上のグッズを販売。著名人ではパリス・ヒルトンさん、レディ・ガガさんらもキティファンといい、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界109カ国で幅広い年代に愛されるキャラクターとして知られる。
アートディレクションを佐藤卓さんが手掛ける同展は、キティを「アート作品」に見立てて、2部構成でキティの魅力を紹介する。第1部では誕生から37年を経たキティの歴史を展示。日本地図上で該当エリアのご当地キティを紹介したり標本箱に収めたりと、「博物館」形式で紹介。展示するキティグッズは約1600種類を数える。
第2部では、キティを世界的キャラクターに育てたデザイナーの山口裕子さんが、キティとイチゴをモチーフに同展に向けて制作したタブロー作品、イチゴ模様のキティオブジェなど17点を公開。山口さんはサンリオ入社後、1980(昭和55)年からハローキティの3代目デザイナーを担当。キティの絵を描きサインする「サイン会」は、海外を含め1000回以上開催している。
会場では、クラシックなキティ柄の文具や雑貨に加え、佐藤さんがディレクションする「いちごキティ」のフリーパック(各315円)、竹うちわ(840円)、A6リングノート(399円)など約150種を販売する。
関連イベントとして8月27日、山口さんのトークショーとサイン会を開催。翌28日には、会場入口にキティのキャラクターが登場する「ハローキティSPECIALグリーティング」も予定する。
同展広報事務局の妹尾さんは「親子3世代で楽しめる展示。山口さんの作品も見どころで、今まで出会ったことのないキティに出会える場所」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、大人=1,000円、高大生=700円、中学生以下無料。9月5日まで。