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銀座の靴店跡に豪スキンケアブランド「イソップ」-靴置きも再利用

レンガをモチーフにして内外装につながりを持たせた

レンガをモチーフにして内外装につながりを持たせた

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 銀座・和光裏手に9月14日、オーストラリア発スキンケアブランド「イソップ 銀座店」(中央区銀座4、TEL 03-6228-7818)がオープンした。

レンガを基調にした内装

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 イソップは1987年に創業したオーストラリアのボタニカル・スキンケアブランド。水蒸気蒸留によるエッセンシャルオイル、コールドプレスによる100%オイル、フリーズドライ法を用いた乾燥エキスや液体抽出された成分などの植物由来成分を特色にしたスキンケア、ヘアケア、ボディーケアなど70種以上の商品を展開。同じ製品でも植物の収穫状況によって香り、色彩、肌触りなどに「ニュアンスの違い」が見られる点も特徴で、世界に約40店舗の路面店を展開している。

 国内では15年前から販売を開始し、バーニーズニューヨークなどのセレクトショップや百貨店などで取り扱われてきた。イソップジャパンは2006年に設立し、昨年12月には青山に初の路面店をオープン。同店は国内2店舗目の路面店となる。

 場所は1974(昭和49)年から続いた名物靴店「ミラノシューズ」が今年3月に閉店した松輪ビル1階路面部分。イソップでは銀座進出を検討中に「付近にいる友人の薦め」(日本統括マネジャーの春日亜紀さん)で同所を知ったといい、什器やテレビなどがそのまま残っているのを見て「ぬくもりのある場所で、一目ぼれした」という。

 店舗面積は40平方メートル。内外装はスキーマ建築計画の長坂常さんが担当した。ミラノシューズ時代の特徴だったレンガ風タイルから着想を得て、既存のファサードをそのまま残しながら、内装もレンガを主要素材にデザイン。中と外との隔たりを少なくすることで、「通りから入りやすく、いつでもお客さまをお迎えする感じ」を表現した。什器にはレンガとツガという木材を使用し、商品を試用するためのシンクは銅製に。店内のトイレには、靴置きに使われたトレーをソープ台として再利用している。

 取り扱うのは、スキンケア、ヘアケア、ボディーケア商品など約70種。ラベンダー油、カミツレ油、パセリ種子油などを配合した「アンチ-オキシダント トナー」(100ミリリットル4,410円)、クローブ、サンダルウッド、カルダモンを使ったスパイシーなフレグランス「マラッケシュ パルファム」(10ミリリットル9,450円)、ラベンダー、マンダリン、ローズマリーなどのエッセンシャルオイルを配合した「レスレクション ハンドバーム」(75ミリリットル2,625円)など定番商品から新商品までが一堂に並ぶ。ターゲットは20~50代の男女。

 オープンにあたって春日さんは「銀座は世界中どこへ行っても知らない人はいないほど有名な街。特に最近は表通りの大型ブランドが出揃った後で、裏通りにも興味深い店が出店し、散歩して回るのが面白くなってきた。私たちの店も、そんな散策の途中で見つけてもらえれば」と話し、「毎日、一人ひとりのお客さまとの出会いを大切にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は12時~20時。

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