銀座三越(中央区銀座4、TEL 03- 3562-1111)、松屋銀座(銀座3、TEL 03-3567-1211)が初めてコラボレーションし、ファッションやスイーツで「対決」を繰り広げる複合イベント「GINZA FASHION WEEK(ギンザファッションウィーク)」が10月19日、開幕した。
銀座では3月の震災直後、外国人観光客など来街者が激減し、節電の影響もあって「街のネオンが消えた」(松屋銀座の上野一郎店長)。通りに80年以上前から軒を連ねた「ライバル」である両店が「何とか銀座を盛り上げたい」と企画。「点ではなく線でお客さまを呼び込み、百貨店業界の次の時代への扉を開く」(銀座三越の安達辰彦店長)意気込みで、初めて共同企画を実施する。
テーマは「日本人の底力」。期間中は各店が選んだ若手デザイナーブランドを、共通のリボンモチーフを使ってウインドーにディスプレーする「ファッション」対決、各店の人気スイーツ店がロールケーキや大福など共通テーマでオリジナルスイーツを販売する「スイーツ」対決など、幅広い企画を展開する。
10月16日~22日まで開催されている官民一体のファッション振興イベント「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO」と連動して開く同イベント。両店は、来年のファッションウィークが実施される3月に向けてすでにコラボ企画第2弾を企画しているという。「今後も規模を拡大しながら、街全体を巻き込んでいきたい」(両店長)。
ギンザファッションウィークは10月25日まで。