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築地場外「鯨の登美粋」が改装-赤身、本皮の鯨肉刺し身も

路面では鯨串、鯨カツなどを調理販売する

路面では鯨串、鯨カツなどを調理販売する

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 築地場外の鯨料理専門店「登美粋(とみすい)」(中央区築地4、TEL 03-6278-8194)が12月9日、リニューアルオープンした。

赤身と本皮の2種を盛りつけた「鯨の刺し身」

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 運営は築地市場で鯨肉の仲卸を手掛ける「登美粋」。鯨肉に携わって30年のベテランスタッフなどを抱える同社が、「鯨の硬い・臭い・脂っこいなどのイメージを払拭(ふっしょく)したい」と今年3月にオープン。「鯨肉のアンテナショップ」として、煮込み、串、丼などをイートイン、テークアウトで販売・提供する。

 築地場外の路面にせり出すように販売カウンターを設け、奥に客席と調理場を設置。路面では鯨串(100円)、鯨カツ(200円)などを調理販売するほか、イートイン利用も可能。鯨カツ丼、鯨カツカレー丼(以上600円)などの食事用から、鯨竜田揚げ、鯨天ぷら(以上300円)、鯨すじ煮込み(500円)などの「おつまみ」用までの鯨肉をそろえ、缶ビール(350円)、缶酎ハイ(300円)も提供する。男性客を中心に、「近所のサラリーマン」「観光客」など幅広い層の来店があるという。

 リニューアルでは調理場と客席を改装し、座席を20席に拡大。加えて赤身と本皮の2種を盛りつけた「鯨の刺し身」(900円)と、刺し身の「柔らかい部分」を使った「鯨のユッケ」(800円)の限定販売も開始した。「刺し身とユッケは、いいものが入った時だけ出している。牛肉のような食感で、脂ののった本皮と赤身は一緒に食べると『トロ』のような甘みになる」(営業部の松本宏一さん)という。

 松本さんは「仲卸直営で鯨の肉には自信がある。店を通して、日本の食文化に鯨肉を普及させていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~14時。1月1日~4日は休業。

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