銀座・中央通りに3月24日、全長100メートルのランウエーがお目見えし、「ジャパンデニム」に身を包んだ総勢150人以上の出演者が屋外ファッションショーを繰り広げた。
中央通りで屋外ファッションショー「GINZA RUNWAY」が行われるのは初めて。経済産業省が進めるクリエーティブ・イベント「TOKYO SPRING」の一環で、松屋銀座と銀座三越のコラボイベント「GINZA FASHION WEEK」とも連動。全銀座会、銀座通連合会なども名を連ねる実行委員会が主催した。
会場は、松屋銀座のある3丁目と銀座三越のある4丁目の中央通り。通りのセンターにはショーのテーマである「ジャパンデニム」にちなみ、カイハラ製デニムを敷き詰めて約100メートルのランウエーが登場した。
午前中から小雨が降り続いた同日、会場には立ち見席を含めて約2000人の観客が集まった。傘なしで歩く人も目立つようになった14時45分、「珍しいキノコ舞踏団」によるパフォーマンスでショーがスタート。
ショーは、松屋、三越、マロニエゲート、ビームス銀座、23区GINZAなど銀座に構える百貨店、路面店が中心となって約70ブランドのデニムファッションを打ち出した「メーンファッションショー」、杉野服飾大学など東京都内でファッションを学ぶ学生が手掛けた「次世代クリエーターショー」、中央区立泰明小学校の子どもたちと、仙台市東四郎丸児童館の子どもたちが登場した「キッズショー」の3ラインで構成。約30分続いたショーの中では、米倉涼子さん、枝野幸男経済産業大臣らもゲストモデルとしてデニム姿で登場し、会場を沸かせた。
学生デザイナーを除いて全73ブランドが参加。モデル約65人、学生モデル63人、子どもたち25人にゲストを合わせ、通りを歩いた出演者は150人以上を数えた。フィナーレで全員が再びランウエーに登場すると、観客は拍手を送った。