銀座にアンティーク家具などを配したオープンテラスカフェ「銀座2丁目 ミタスカフェ」（中央区銀座2、TEL 03-6278-7657）が開店し、1カ月が過ぎた。

ゆったりした奥行きのある空間が特徴の店内

　運営は、赤坂で日本料理店「赤坂 紀の川」を手掛ける紀の川商事（港区）。「カフェがやりたい」との思いから、東銀座のプロントなどで経験を重ねたオーナーの長男・植松克夫さんが開いた。

　場所は紙パルプ会館近くの銀座2丁目エリア。店舗面積は40坪で、ファサードは開閉式のガラス戸でオープンテラス仕様に。テラスはペットの同伴も可能。店内は右手にカウンターを配したオープンキッチンスタイルで、奥行きのあるスペースに60席を並べる。

　日本酒を絞る道具「ふね」をレジカウンターに採用し、アンティーク着物を飾るほか、日本家屋の引き戸やタンスなどを取り入れた内装が特徴で、テーブルや床には木材を使用。「心も体も『満たす』カフェ」を目指す。

　メニューは時間帯によって、パンや卵料理などが付いた朝食セット（650円）などを提供する「モーニング」（7時～11時）、日替わり定食（1,100円）などを提供する「ランチ」（11時～14時）、野菜のシフォンケーキなども扱う「データイム」（14時～17時）、アルコールや料理を扱う「ディナー」（17時～23時）で構成。ディナーは和の要素を取り入れた味付けが特徴で、「バーニャカウダサラダ」（1,500円）、「肉じゃが」（1,000円）、「国産牛タンシチュー」（1,800円）などの定番に加え、「食材の旬に合わせて月ごとにメニューを変えていく」（植松さん）。

　ドリンクメニューはブレンドコーヒー（650円）、中国茶、ジュースなどのソフトドリンクから、生ビール（680円）、有機ワイン、日本酒などのアルコールドリンクまでそろえる。

　オープンから1カ月が過ぎた。「席間を広く取って、お客さんとは気軽に話をするように心がけている。銀座で過ごした時間がより有意義で特別なものになるような場所にしていければ」と話す。

　営業時間は7時～23時（土曜は9時～、日曜・祝日は9時～18時）。