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日比谷でビールの祭典「オクトーバーフェスト」開幕-20銘柄登場

「乾杯」コールと同時にクラスを持ち上げ開幕を祝う来場者

「乾杯」コールと同時にクラスを持ち上げ開幕を祝う来場者

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 ミュンヘンで開催される世界最大のビールの祭典を再現した「日比谷オクトーバーフェスト 2012」が5月18日、日比谷公園噴水広場で開幕した。

各ブースが独自の装飾で銘柄をアピールする

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 オクトーバーフェストは、新しいビールの醸造シーズンの幕開けを祝う祭りとして、ドイツを拠点に毎年10月に開催。最大規模はミュンヘン会場で、6つの醸造会社が運営する14の巨大ビールテントが登場。昨年は690万人が来場し、750万リットルのビールが消費された。

 「本場のドイツビールを日本でも楽しもう」との思いで10年前から横浜と日比谷を拠点に始まった同イベント。主催は同実行委員会で、ドイツ大使館、ドイツ観光局などが後援する。オクトーバーフェストの認知拡大とともに、現在までに拠点を全国7会場に拡大。日比谷公園では昨年は10日間で5万人が来場した。

 会場ではドイツ製テントを設置し、ドイツ製ベンチ、テーブルをレイアウト。20銘柄のドイツビールやドイツソーセージ、豚のすね肉のロースト「アイスバイン」(1,600円)、プレッツェル(300円)、伝統的なスイーツなどを販売。今年はドイツ連邦栄誉賞&DLG最高金賞の醸造所が手掛けるビール「エンゲル・ヴァイスビア」、バイエルン王家の末裔(まつえい)が「カルテンベルグ城」内で醸造する「ケーニッヒ・ルードヴィッヒ ヴァイスビア ヘル」(以上、500ミリリットル=1,300円)など6種のビールが初登場。ステージではドイツ民族音楽団によるパフォーマンスも披露する。

 併せて、震災復興イベント「東北フェスタ in HIBIYA」も開催。特設テントには「仙南クラフトビール」「松島ビール」など宮城県の地ビールや、東北6県からの銘酒などをそろえ、青森県のイカ加工品や、福島県の「浪江ふとっちょ焼きそば」、山形県の芋煮などのB級グルメも扱う。

 初日の18時から行われたオープニングセレモニーでは関係者あいさつの後、バンド「アントン・アンド・ザ・ファニーガイズ」が歌を披露。来場客は音楽に合わせて一斉にグラスを持ち上げ、「乾杯」コールで開幕を祝った。

 同時刻、会場は20~50代くらいまでの男女でほぼ満席状態に。職場の同僚という50代の男性2人組は「4~5年前から通っている。表で楽しくビールが飲めるのを心待ちにしていた」と笑顔に。20~30代の友人同士7人で訪れたグループは「昨年はビールを買うのに40分待ちの列に並んだ」と振り返り、「今日はまだ初日なので人は少ないのでは」とも。外国人の姿も多く、偶然隣り合った来場者と陽気にグラスを重ねる姿があちこちで見られた。

 開催時間は12時~22時(土曜・日曜は11時~)。入場無料。今月27日まで。

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