有楽町マリオン(千代田区有楽町2)の「ルミネ有楽町店」と「阪急メンズトーキョー」は6月8日、コラボファッションショー「スーパークールビズコレクション」を行った。
阪急メンズ・トウキョーが提案する月曜~土曜のビジネスファッションスタイル
環境省が6月から取り組む、「室温28度で快適に過ごす夏」を目指したライフスタイル「スーパークールビズ」推進活動に合わせて実施。2館では今年のゴールデンウイーク期間、「ブリティッシュ」をテーマに初の合同プロモーションを展開し、2館を回遊する利用客も目立つなど「好評だった」(ルミネ有楽町広報担当者)という。第2弾と成る今回は環境省の要請を受け、「ファッションを楽しむ」「ビジネスシーンにふさわしい装い」「クールなかっこ良さ」を実現するスタイルを提案するファッションショーを実施した。
会場は2館が隣り合うマリオン中央コンコース。水色のランウエーを設け、館内で扱うアイテムを中心に使ったスタイルを次々と発表。ショーモデルにはタレントの石田純一さん、俳優の敦士さん、モデルの舞川あいくさん、近藤しづかさんらも登場した。
ショー内では、ファッションディレクター千場義雅さんによる「ファッションチェック」も。敦士さんは千場さんがコーディネートし、グレーのジャケット、白シャツ、グレーのパンツに、「今年から(クールビススタイルとして)OKになった」スニーカーを着用。「クールビスをきっかけに、夏のビジネスシーンでのオシャレの幅が広がってきている」と千場さん。「今回はグレーと白の2色のみを使って明るい印象にした。夏になればなるほど、白をたくさん取り入れてみてほしい」とアドバイスした。
石田さんはピンクのチェックシャツにジーンズ姿で、シャツは半分「イン」した状態。「ファッションは車と同じで、自分の信念、生き方を表すもの。(暑くても)無理して頑張ってオシャレするのも、クールビススタイルで環境に対する考え方を表現するのも、どっちもかっこいいと思う」と話した。
日中は晴れて28度近くに達した同日、コンコースはショーを見守る来街者であふれた。会場に登場した横光環境省副大臣は「クールビスはもともと温暖化防止対策として取り組み始めたが、昨年の原発事故以来、電力不足という新たな課題に直面している。皆さんも電力が無尽蔵にあるように考えていたこれまでの意識を変えて、『スーパークールビズの推進』『熱中症防止対策』『節電』に取り組みながら、夏を乗り切りましょう」と呼び掛けた。