日本郵便（千代田区）は2013年用のお年玉付き年賀はがきの販売がスタートする11月1日、京橋郵便局（中央区築地4）に女優・夏菜さん、ロンドン五輪男子競泳メダリスト立石諒さんを招きセレモニーを開いた。

利用客に年賀はがきを手渡す夏菜さんら

　キャッチコピーは、「人の心が、年の始めに届く国。」。お年玉付き年賀はがきは単色無地、インクジェット写真用などに加えて、ミッキーやプーさんなどをあしらった「ディズニー・キャラクター年賀」（50円～、5億8000万枚）、年賀はがき本体を色付けした「いろどり年賀」（50円、2億5000万枚）、震災復興などに取り組む団体に配分する「寄附金絵入り（全国版、地方版）」（55円、1億4767.6万枚、以上当初発行枚数）などを展開。総発行枚数は昨年と同規模の約36.7億枚を予定（12月下旬に確定）する。

　加えて同日より、年賀特設サイト「郵便年賀.jp」を正式オープン。年賀はがきを購入し、デザインし、送付するまでのサービスを一括展開するサイトで、今年から初めてフェイスブックページ内での自身の投稿画像を利用して年賀状をデザインできるサービスをスタート。ミクシィ年賀状、ウェブポ、Yahoo! JAPAN年賀状と連動して住所なしで年賀状を送付できるサービスは継続するほか、新たにスマートフォンアプリ「はがきデザインキット」を通じて、電話番号を宛先にしてリアルな年賀状を送るサービスも導入。「デジタルとアナログの融合」を推し進める。

　この日午前には、京橋郵便局で同社のテレビCMに出演する女優の夏菜さんと、ロンドン五輪銅メダリスト立石さんを招いた記念イベントを開催。毎年年賀状に「1年の目標を書いている」という立石さんは、「オリンピックで活躍したい」と記した今年に続いて、来年は「まずは学校を卒業し、水泳に専念できる環境を整えたい」と書く予定という。夏菜さんは「年女なので、ヘビを手描きしたい」と話し、「今年は震災の影響もあって年賀状を書けなかった方も多いのでは。2012年には伝えられなかった思いを、心を込めて書いてもらいたい」と呼び掛けた。

　年賀状の販売期間は同日から来年1月11日まで。お年玉くじの抽選は同20日に行う。年賀郵便の引き受けは12月15日から。