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銀座シネパトスで「森田芳光祭」、一周忌前に「家族ゲーム」など4作上映

「間宮兄弟」より©2006「間宮兄弟」製作委員会

「間宮兄弟」より©2006「間宮兄弟」製作委員会

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 銀座シネパトス(中央区銀座4、TEL 03-3561-4660)で12月8日、12月に一周忌を迎える映画監督・森田芳光さんの特集上映会「森田芳光祭」が開催される。

食卓に家族が横並びするシーンで知られる「家族ゲーム」(1983年)

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 1950(昭和25)年東京生まれの森田さんは日本大学芸術学部放送学科を卒業。学生時代から8ミリで自主映画に取り組み、28歳の時に撮った「ライブイン茅ヶ崎」(1978年)が「ぴあフィルムフェスティバル」に入選。これをきっかけに、「の・ようなもの」(1981年)で劇場映画デビューを果たした。

 食卓に家族が横一列に並ぶシーンが話題を集めたブラック・コメディー「家族ゲーム」(1983年)で日本映画監督協会新人賞など数々の賞を受賞。1985年には、同じ松田優作さんを主演に夏目漱石作「それから」を映画化し国内外で評価された。以降、シリアスドラマ、コメディー、恋愛映画など幅広い作品でメガホンを取り、昨年12月20日に61歳で逝去。遺作は今年3月に封切られた「僕達急行 A列車で行こう」。

 今回の上映会は、ぴあ(渋谷区)が手掛けるムック「森田芳光祭~全員集合! モリタ監督トリビュート~」が12月8日に出版されるのを記念して開く。シネパトスでは今年3月に森田監督追悼特集を実施。ここでPFF受賞作「ライブイン茅ヶ崎」を上映したことをきっかけに、今回の記念企画が実現した。

 上映するのは「の・ようなもの」(11時~)、「それから」(12時55分~)、「間宮兄弟」(15時20分~)、「家族ゲーム」(18時15分)の4作。間宮兄弟上映終了後には、同作に主演した佐々木蔵之介さんと塚地武雅さんが登壇するトークイベントも予定する。

 前売り券は完売しているが、当日券を劇場窓口で販売予定。料金は3,500円。

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