銀座・ミキモト本店(中央区銀座4)前に毎年恒例の桜がお目見えして1週間がたった。2種類の桜の競演が銀座の街を行き交う人々の足を止めている。
銀座の真ん中での桜の展示は、「美しい桜を楽しんでもらい自然の素晴らしさを感じてほしい」とミキモトが1996年から行っている企画。ミキモト真珠発明120周年を迎える今年は、大島桜と御殿場桜の2本が根付きのまま運ばれ、3月27日に植樹し、展示している。
「銀座の街を訪れる多くの方に2本の美しい桜を楽しんでいただきたい」とミキモト広報宣伝課の箕作さん。「御殿場桜は植樹後、薄紅色の花を咲かせたが、白い花を咲かせる大島桜は現在、ぽっくりとした蕾(つぼみ)の状態で今週末が見頃」という。
桜の展示は4月7日まで。展示終了後の桜については公募を行い、1本は東京近郊に、もう1本は福島県・宮城県・岩手県に寄贈し植樹してもらう予定。