ポーラ銀座ビル(中央区銀座1)3階の「ポーラ ミュージアム アネックス」(TEL 03-3563-5501)で、plaplax(プラプラックス)による「香り」をテーマにした展覧会「ハナハナのハナ~香のカタチ~」が開催されている。
plaplaxは、近森基(ちかもりもとし)さん、久納鏡子(くのうきょうこ)さん、筧康明(かけひやすあき)さん、小原藍(おはらあい)さんの4人によるアートユニットで、2002年ごろよりコラボレーションを開始。主にインタラクティブアート分野における作品制作を行いながら、公共空間、商業スペース、イベントなどでの空間演出や展示造形、技術開発なども手掛けている。
同展では、「香り」を視覚や聴覚などの他の感覚に訴える形に変換して表現した作品8点を展示。
「eau de parole」と題された作品では、キーボードに8文字以内のアルファベットを打ち込むとそれぞれのアルファベットの小瓶から香水が抽出され、調合された香水が紙片に吹きかけられる。会場内には、ここで作成された鑑賞者オリジナルの「香りの紙片」を使って、インタラクティブな体験が可能な出展物もある。
ほかに壁に取り付けられた匂い袋の匂いから連想されるモノ、コト、状況などを来場者が自由に花びらの形をしたシールに書き込み、花の形に貼っていく参加型の作品「コノハナノナ」なども。
ポーラ・オルビスホールディングス広報担当の菊池麻衣子さんは、「ご来場のお客さまは、それぞれの方法で展示に触れることで、特に難しく考えることなく楽しんでいただけているように思う。どこかかわいらしさと華やかさのある作品が多く、幻想的な世界でひととき遊んでいただけたら」と話す。
開館時間は11時~20時。入場無料。8月4日まで。