徳島県単独のアンテナショップとしては都内で唯一となる「ええもんあるでぇ 徳島」（中央区銀座1、TEL　03-5579-9947）が12月11日、アンテナショップ激戦区の銀座一丁目にオープンした。

徳島県内でつまみやおかずとして親しまれている「フィッシュカツ（ミニ）6枚入り」

　同店は、同県のさまざまな「ええもん」を紹介することを目的に徳島県商工会連合会が立ち上げたもの。オープン日の式典では、同県をPRし産品を販売する拠点を県が認定する制度「阿波とくしまアンテナショップ認定制度」により、飯泉嘉門徳島県知事から商工会関係者に認定書が交付された。同認定書の交付は、2010年10月、東京交通会館（千代田区）1階にオープンした「徳島・香川トモニ市場～ふるさと物産館」に次いで2番目となる。

　店頭のモニターには阿波（あわ）踊りや人形浄瑠璃の映像を流すほか、店内には農産物、食品、グッズ、工芸品など約300アイテムをそろえる。

　「すだち果汁100％」（500円）、「神山すだちサイダー」（250円）などのスダチ加工品、青唐辛子の薬味である「みまから」（350円）、「激辛薬味みまから（5袋入り）」（630円）、「鳴門金時干しいも」（525円）、「鳴門金時芋ようかん」（367円）など同県名産のサツマイモ「鳴門金時」の加工品、同県内でつまみやおかずとして親しまれている「フィッシュカツ（ミニ）6枚入り」（315円）、100年以上の伝統を持つという饅頭「川田満んぢう（15個入り）」（525円）などの同県特産品のほか、「海陽ラー油」（1,050円）、「徳島らーめん」（252円）、「阿波ういろ」（420円）、「ゆずジェラート」（250円）、「阿波番茶」（100グラム＝1,100円）などの県産商品を用意。

　オープニングイベントとして今月17日まで、商品購入客にユズ玉2個を進呈する。

　徳島県商工会連合会専務理事の加藤秀典さんは「徳島県は、海、山、川などの自然の恵みを存分に受けた、おいしいものがたくさんあるところ。のんびりとした県民性だが、阿波踊りの時期には一生懸命になるところも。おいしいもの、楽しいことなど、『ええもん』を探しにぜひ立ち寄っていただき、徳島県のことをもっと知ってもらいたい」とショップオープンに懸ける意気込みを語る。

　営業時間は11時～20時。12月31日～1月3日は休業。