松屋銀座（中央区銀座3）1階のスペース・オブ・ギンザで12月26日、「日本のかたち」が始まる。

松屋銀座のイベント「日本のかたち」に出品される正月飾り「俵に和紙のピック」（右）、「扇面に鶴」（左）

　同催しは、新年を迎えるためのお飾り・道具・器・年賀用や正月のためのアイテムなどを職人の実演も交えて提案するもの。「忘れ去られてしまいがちな伝統美・日本の正月を伝え続ける」ことを目的に、1999年より毎年開催している。

　出品される商品は、「年神様の目印になるように」玄関に飾って家内安全・招福を祈願する「お飾り」、金沢の作家たちによる干支（えと）の正月飾りや器などの「干支もの」、「使いおろす」をテーマに集めた茶筒、焼き網、茶漉（こ）し、箸など正月の食卓のためのアイテム、そして手拭い、ポチ袋、水引、紙ものといった「お年賀・正月」アイテムなど。

　松屋銀座のおすすめ商品として、幸運をかき集めるといわれる縁起物の熊手に和紙の飾りが付いた正月飾り「俵に和紙のピック」（7,350円）、「扇面に鶴」（4,725円）、越前和紙に刺しゅう糸を使って柄を刺しゅうした「ぽち袋」（399円）や「祝い箸」（998円）、「寿」「元旦」の文字と初日の出や鶴亀、獅子舞などの縁起物が直接タオルに縫い込まれている「お年賀用フェースタオル」（1,000円）ほかをそろえる。

　会場では「江戸独楽（ごま）制作実演」「羽子板制作実演」「江戸玩具制作実演」「張り子の制作実演」など、昔ながらのおもちゃや縁起物を職人が実演販売する企画も。

　同館リビング部バイヤーの松田日奈子さんは「『日本のかたち』は、他では手に入らない作家の干支の置物などが毎年多くのお客さまから好評を頂いている催し。良い新年を迎える準備のために来場いただければ」と呼び掛ける。

　営業時間は10時～20時。今月30日まで。