バレンタインデーに向けて銀座の有名商業施設が思い思いの趣向を凝らした商品を販売または準備している。日本初登場のチョコレート・ブランドや1万円を超える商品も目に付き、銀座らしい華やかなバレンタイン商戦となりそうだ。

「カカオサンパカ」の、金箔（きんぱく）を貼り付けたリアルサイズのハイヒールチョコレート「ディアマンテ」（1個入り、1万2,600円）

　松屋銀座（中央区銀座3）は1月29日～2月 14日、同館1階のスペース・オブ・ギンザで19ブランドをそろえる「バレンタインパティオ」を開催するほか、地下1階和洋菓子売り場でも30ブランドを展開する。

　バレンタインの原点に戻り、「『本命』チョコレートにふさわしい素材や高級感を意識した」商品展開で、景気回復の兆しからか単価も昨年に比べ1,000円ほど高い。バルト3国ラトビアの首都・リガのハンドメード・チョコレート「エミルス・グスタフス」の「ジュエリー」（24個入り、1万8,900円）や「ラトリエ・ドゥ・ショコラ ニューヨーク」の「ラトリエ・ドゥ・ショコラ」（9個入り、2,835円）といった日本初登場の商品もお目見えする。

　銀座三越（銀座4）は1月29日～2月 14日、フランス語で「素晴らしい！なんてかわいいの！」を意味する「Magnifique et Mignon（マニフィック エ ミニョン）」をキーワードに、「GINZA Sweets Collection 2014」を開催。

　「ショコラトリー・ドゥ・モナコ」のグレースケリーの紋章入りモナコ製陶器に入った「プリンセス グレース」（9個入り、1万3,650円）や「カカオサンパカ」の、金箔（きんぱく）を貼り付けたリアルサイズのハイヒールチョコレート「ディアマンテ」（1個入り、1万2,600円）のほか、銀座三越限定商品を含む約60ブランドを展開する。

　同館担当者は「女性の美意識を高め、知ることへの探求心を刺激するような上質なコレクションをラインアップした」と話す。

　和光（銀座4）は和光アネックス ケーキ&チョコレートショップで1月17日～2月14日、「バレンタインデーフェア」を開催。

　シャンパン「ペルトワ モリゼ」を加えたトリュフ・チョコレート「トリュフ　シャンパーニュ」（2,310円）や新作のバレンタイン限定ショコラ・フレ（＝生チョコレート）、「プラリネ」（5種類各1個入り、1,890円／5種類各2個入り、3,465円）などのほか、和光のロゴが入った板チョコレートやショコラ・フレ、ギモーブ（マシュマロ）、クッキー、キャラメルなどが入った「ギフトボックス　バレンタイン限定詰め合わせ（1万 500円）も用意する。

　帝国ホテル 東京（千代田区内幸町1）は本館1階のホテルショップ「ガルガンチュワ」で、定番商品に加え、１月18日からはバレンタインデー期間限定商品も販売している。

　定番商品は、昨年12月発売の新作で6つのテーマに沿って12種類のフレーバーから数種類ずつ詰め合わせた「ボンボン・ショコラ」（2,205円～3,150円）やダーク、ミルク、ホワイトのチョコレートでドライフルーツ、ナッツを加えたムース状のガナッシュをコーティングした「カラーズ」（5種各1個入り、3,150円）などをラインアップ。

　期間限定商品は、スティック型、プレート型、トリュフ・チョコレートを3段重ねのパッケージに入れた「ショコラバリエ」（14個～68個入り／2,100円～1万500円）と「トリュフアソート」（6種類各1個入り、2,100円）。

　各施設の営業時間などはホームページで確認できる。