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銀座ミキモト本店で「ダッチデザインの伝統と革新」-70点展示

有田焼を再解釈して作られた陶器 -「ダッチデザインの伝統と革新」

有田焼を再解釈して作られた陶器 -「ダッチデザインの伝統と革新」

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 銀座・ミキモト本店(中央区銀座4、TEL 03-5550-5678)6階のミキモトホールで3月27日、企画展「ダッチデザインの伝統と革新」が始まった。

「リビングルーム」の展示の様子

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 同展では、東京のオランダ王国大使公邸のために選ばれた家具や陶磁器をはじめ、ファッション、ジュエリー、テキスタイルなど約50人のデザイナーが伝統的な技術や素材を用いながら、それぞれの個性を生かしてデザインした作品約70点を、ダイニングルーム、ベッドルーム、リビングルーム、玄関など、生活空間のように設(しつら)えた会場に展示する。

 約400年の歴史を持つ有田焼を再解釈し、日本の伝統色を使って新しいブランド「カラーポーセリン」シリーズを立ち上げたオランダ人2人から成るデザインユニット「Scholten & Baijings(ショルテン アンド バーイングス)」の作品や、オランダの伝統的なデルフト焼きと籐(とう)編みを融合させた花瓶、廃材を再利用した家具などの個性的な作品を並べる。同展のためにミキモトパールを用いて特別に制作された作品3点を、「イノベーションラボ」と名付けた空間に展示する試みも。

 ミキモトがオランダ関連の企画に携わったのは2012年で、日本で展示されたフェルメールの絵画作品「真珠の耳飾りの少女」をイメージしてピアスを特別制作したのがきっかけだったという。

 ミキモト広報宣伝課の植野瑞恵さんは「オランダのデザイナーたちの、伝統的でありながら新しく、勢いのある作品づくりはミキモトのものづくりに対する考え方と近いところがある。新しい発見を楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~19時。入場無料。4月23日まで。

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