松屋銀座(中央区銀座3)は地下1 階・地下2 階食品売り場で24 年ぶりとなる大規模な改装を行い、4月 25日にリニューアルオープンした。
改装面積は1425平方メートル。54店をリニューアルし、18店が新規開店した。総改装費用は約5億円で、改装後の約1年間で2013年度対比108.8%となる約125億円の売上高を目標とする。
改装の目的は昨年9 月にグランドリニューアルした上層階との「グレード」と「テイスト」の統一を図り、フロアの回遊性を上げることなど。上層階からの客や中央区を中心とした近隣エリアの新規客をターゲットとする。
洋菓子売り場には百貨店初出店となる「ブルガリ イル・チョコラート」や関東初出店の「牟尼庵(むにあん)」のほか、松屋オリジナルのミルフィーユ専門店「ミルフィユメゾン」などが新しく出店。
和洋酒売り場は300種のシャンパン、スパークリングワインを含むワイン約900種や450銘柄の日本酒を取りそろえる銀座地区最大級のワイン&日本酒売り場となり、有料試飲の「KIKIZAKE BAR」では酒に合う食べ合わせの提案や酒器の展示・販売も行う。
生鮮・グロッサリー売り場では、「だし工房 宗達」などが新しくオープンするほか、キッチンとセミナースペースのあるプロモーションスペースを設置。食材とその調理方法、産地や作り手の思いを伝えるセミナーの開催などを行っていく。
同日9時50分からは地下1階ガトーフェスタハラダ前の入り口で松屋本店長の古屋毅彦さんがあいさつをした後、ケーキカットが行われた。10時の開店時には、客にカットしたケーキが振る舞われた。
古屋さんは「24年ぶりの大規模改装で本当にいろいろなチャレンジをした。出来上がった店舗を見て、おいしいものについて話したり食べたりする幸せを感じた。おいしいものを見つける喜びがこのデパ地下にあふれている。実際に足を運んで、見て食べて感じていただければ」と話す。
営業時間は10時~20時。