プランタン銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-0077)は1月15日、バレンタインデーに対する女性の意識調査結果を発表した。
同調査は、同店メールマガジン会員にメールで調査を実施したもので、1998年から行われている。今年のサンプル数は477名で、全員女性。年齢層は17歳~60歳、平均年齢は32.8歳。独身者が57%、既婚者が43%。
「本命用チョコレートにかける予算」の平均は2,986円(昨年3,235円)で、最高額は1万5,000円。「義理用チョコレートにかける予算」の平均は1個あたり852円(昨年690円)で、平均個数は6.3個(昨年7.9個)。最高個数は30個という結果。
「購入予定のチョコレート」について、本命の1位=美味しいもの(27%)、2位=高級なもの(10%)、パッケージが素敵なもの(10%)、3位=見栄えの良いもの(9%)が続き、義理の1位=美味しいもの(24%)、2位=見栄えの良いもの(15%)、3位=面白いもの(10%)が続いた。また、「自分用にチョコレートを購入する」と80%の人が答え、その予算平均額は2,592円(昨年2,672円)で、最高額は1万円。購入予定のチョコレートの1位は美味しいもの(25%)という結果で、本命・義理・自分用共に美味しいものが購入のポイントになっていることがうかがえる。
「本命チョコを購入する前に試食しますか?」の問いでは、店頭で試食する(62%)、自分用に買って試食する(12%)という答え。昨年同店チョコレート売り場に「2度以上購入しに訪れた人は3,000人以上」(同社)ということから、今年もチョコレート探しに何度も売り場を訪れる人が多いと思われる。
「本命チョコにつけるプレゼント」では、プレゼントを一緒につけるという結果が52%。予算の平均は8,067円(昨年8,318円)で、最高額は5万円の財布。プレゼント予定のものとして、1位=ネクタイ、2位=マフラー・手袋、3位=洋服、があげられた。
今年初めて加わった「バレンタインデーとはどんな日ですか?」の問いは、1位=彼やパートナーに愛情や感謝を伝える日(43%)、2位=お世話になった人へ感謝を伝える日(24%)という結果。この結果について同社は「義理チョコ1個当たりの予算が上昇していること、昨年まで1位だった『お手頃価格』が5位に下がり、『美味しいもの』が1位になっていることなどから、身近な人たちに日頃の感謝の気持ちを示すために味を吟味して贈る『感謝チョコ』と捉えているようだ」としている。
日本でバレンタインデーが始まり、今年で50周年。最初のバレンタインセールでは3個、計170円の売上だったバレンタインチョコレートだが、今やバレンタインセール期間にはチョコレート年間売上の約16%、約700億円の売上を誇る市場に成長した。同調査では、「義理チョコをあげる相手」の2位に、父親(20%、昨年3位15%)が上昇。50年目を迎えるバレンタインデー、チョコレートをあげる相手も多様化してきていると考えられる。
同店では、1月23日から本館地階洋菓子フロアと本館1階特設会場(2月1日から)でバレンタインフェアを開始する。